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チャド


チャドの気候・風土

チャド共和国は、アフリカ北中部に位置する内陸の国です。
北部は熱帯性砂漠気候、中部はステップ気候、南部はサバナ気候で、同じ国内でもエリアによって気候が違います。首都ンジャメナはサバナ気候です。

ハマダラ蚊が媒介するマラリアの危険があるため、特に北部の砂漠地帯、雨季の南部に行く方は必ず予防薬を服用してください。
外出する際は長そで長ズボンを着用しましょう。虫よけスプレーやクリームを使用し、就寝時には蚊帳を使うようにしましょう。
高熱などの症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

E型肝炎の発生がみられますが、予防ワクチンがないため、十分に加熱した料理を食べること、ミネラルウォーターを飲用することなどを徹底しましょう。
特に、豚、イノシシ、鹿など肉、いわゆるゲームミートと呼ばれる野生動物の肉は、十分に加熱してください。
果物は自分で皮をむいて食べるのが安全です。食品を十分に加熱することは、コレラ、赤痢、食中毒などの予防にもなります。

チャド共和国は黄熱に感染する可能性のある国です。WHOから黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
1歳以上なら誰でもイエローカード(国際予防接種証明書)の提示を求められる場合があるので、渡航前に必ず予防接種を受けてください。

過去に骨膜炎菌性髄膜炎が流行したため、現在でも注意が必要です。予防のために髄膜炎菌のワクチンを接種してから渡航しましょう。
破傷風やA型肝炎B型肝炎、そしてポリオ狂犬病腸チフスなどのワクチンも接種しておくことがすすめられています。


チャドで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症

チャドで日本語・英語対応可能な医療機関

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情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載