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2020-05-29 08:40:40

【医療情報】新型コロナウイルス関連情報(5月28日現在)


●報道によれば,アルゼンチン国内では14,702名(昨日から769名増。アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち508名の累計死亡者数,4,617名の累計治癒数が報告されています。
●なお,当国に居住,または短期的に滞在している方を対象とした,全国強制隔離措置(以下「強制隔離と記載」)(DNU493/2020)が6月7日まで継続中です。また,非居住者の方々の入国の禁止も同日まで継続中です。
●アルゼンチンの感染症危険レベルは,5月22日から,レベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))に引き上げられており,大使館では,アルゼンチンに滞在中の方を対象に所在調査を進めております。在留届,たびレジの登録情報の更新にご協力をお願いします。https://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html


1 報道によれば,アルゼンチン国内では14,702名(昨日から769名増。アルゼンチン国内の1日の新規感染者数としては過去最多)の累計感染者数,うち508名の累計死亡者数,4,617名の累計治癒数が報告されています。新規感染者数は引き続き増加傾向です。

2 強制隔離関連
(1)ブエノスアイレス州貧困地域での感染拡大(報道)
 報道によれば,ブエノスアイレス州では,貧困地区を中心に感染者が増加しており,昨27日の新規感染者は315名となっています(ブエノスアイレス市内の感染者も増加傾向にあり,昨27日は362名で,州と市を合わせれば,アルゼンチン全体の感染者数706名の約96%を占めています)。キルメス市にある貧困地区ビジャ・アスールでは感染者が既に196名に上り,その近くのビジャ・イタティでは18名となっています。政府が実施している州内貧困地区における検査数の増加とともに,貧困地区の感染症例は,この1週間で220名から657名の3倍に増えています。
キルメス市長は,ビジャ・アスール地区の隔離について「このような大規模な感染が,裕福な地区で起こったとしても隔離するであろう。」と述べ,ウイルスによって不平等が表面化したとの批判を否定しています。
(2)ブエノスアイレス市の強制隔離は今後6~10週間継続と予想
 27日,ブエノスアイレス市のフェリペ・ミゲル官房長官はラジオ番組において,強制隔離は今後6~10週間,7月末から8月初めまで継続するとの見込みを示しました。また,現状では,平均で1日400名程度の新規感染者が出ているものの,市の保健システムで対応が可能な数であるとするとともに,感染状況によって,地区ごとに強制隔離を緩和する案が出ていることについて,ウイルスは市内全域に蔓延しているため,いい解決策ではないと述べています。

3 所在調査及び在留届情報の更新のお願い
 大使館では,感染症危険レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)への引き上げも踏まえ,現在アルゼンチンに滞在しておられる方々を可能な限り正確に把握するため,在留届を提出されている方には,登録情報のご確認を,「たびれじ」登録をし,実際に滞在されていない方,または,既に在留届を提出されている方におかれましては,たびれじ情報の「削除」をお願いしております。 詳細は「【所在調査ご協力のお願い】アルゼンチンに在留届の提出,たびレジの登録をされている皆様へ!」をご参照ください。 https://www.ar.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kyoryokuirai.html(以上)

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