ビスカラ大統領の記者会見等の概要

直近の新型コロナウイルスの感染状況及び対策についてのビスカラ大統領の記者会見及び政府高官の発言等を以下のとおり取りまとめましたのでお知らせします。

１　新型コロナウイルスの感染状況（6月4日）
（１）累計感染者数：１８３，１９８名（前日から４，２８４名増）
（２）病院で治療を受けている者：９，０６３名（前日から１，０３８名減）
（３）内，人工呼吸による集中治療を受けている者：１，００５名（前日から７名増）
（４）累計死亡者数：５，０３１名（前日から１３７名増）

２　 ビスカラ大統領の記者会見（６月４日）
（１）医療用酸素の生産・アクセスを拡大するために緊急令を承認し、国内全土で酸素を調達できるよう保健省に対し８４百万ソル（約２８百万ドル）を手当てした。また、国内全土に配布するための医薬品を購入し、今後はイベルメクチン及びヒドロキシクロロキンを購入する予定である。
（２）経済活動再開計画につき，自動車販売等を含む第２フェーズの開始が承認された。現時点で約５０％程度に留まる経済活動が８０％程度まで再開するよう期待している。また第２フェーズの開始により、５０万の雇用が見込まれている。

３　ロサダ運輸通信大臣（５月３１日）
　経済活動再開計画の第３フェーズにおいて州間の移動が認められ、７月～８月の間に州間の全ての交通システムが再開されることになるであろう。おそらく、州間の空路移動については各州の感染状況を勘案しながら１ヶ月～２ヶ月かけて段階的に再開されることになるであろう。既に航空業界とも航空便再開に向けたプロトコルが作成されている。国際便の再開についてはいつ頃になるかは言えないが、国際的な文脈にあわせて第３フェーズの最後か第４フェーズの最初に検討されることとなる。

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