つばめNaviは海外渡航のための予防接種サイトです。
渡航先の情報から予防接種の病院探しまでここで完結できます。

2020-08-21 04:25:27

新型コロナウイルス対策(首相府声明文)


ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ

本日20日、国家安全保障会議が終了した後,ウィルメス首相による記者会見が行われ,首相府からの正式なコミュニケ(声明文)が発表されました。以下,その仮訳文を作成しましたので,ご案内いたします。

(参照アドレス:ウィルメス首相ホームページ,首相府声明文(原文))
https://www.sophiewilmes.be/maitrise-de-la-situation-sanitaire-rentree-scolaire-pour-tous-et-perspectives/

【仮訳文】
タイトル:衛生状況の制御、全ての子どものための新学期開始、及び展望

本20日、疫学的状況の確認を行い、延長されるべき措置と緩和され得る措置を決定するため、地域・共同体政府首相を含むよう拡大された国家安全保障会議が開催された。

ここ数週間施行されていた措置は、衛生状況の安定に加え、新学期開始を安全なものとすること、つまり、全ての子どもが学校に戻ることができるよう、ウイルスの拡散が十分制御されることを目的としていた。
 
従って、全ての生徒は、共同体政府により設定された「黄色信号」に基づき、全ての教育レベルにおいて学校に戻ることが可能となる。この黄色信号とは、ウイルスが制御されてはいるが依然として存在している状況を指す。このシステムでは、12歳以上の生徒及び教師のマスク着用義務、中等教育での特定の課外活動の停止など、特定の衛生措置の遵守を条件として、通常の週5日の通学が許可される。

この共通のシステムに加えて、感染のピークが確認された自治体では、橙色信号への切り替えが(各共同体政府の)教育大臣により決定される。この色分けは、中等教育の第2・3段階(当館注:日本式の中学3年生-高校3年生)の授業日数を減らすなどの調整を意味する。父兄、子ども、教員は学校から通知される。

高等教育レベルでは、新学期開始が遅れることを考慮し、学生のキャンパスに適用される予定の規則を調和させるための協議が現在も行われている。

9月1日以降1か月間の措置は以下のとおり。
●社会的グループは5人、つまり、濃厚接触が可能とされる人の数は、8月中と同じ条件で引き続き適用される。安全な距離を遵守した上で接触できる人数に関しても同様、常に10人に制限される。

●社会的接触に関する措置全般は、長期間維持することは困難。我々は、長期的なリスク管理の推進に取り組むため、危機管理から脱却することができなければならない。我々は、社会的な接触を維持する方法を永続的に考え出すことができる状態にあらねばならない。全ての人の健康を完全に維持しつつ、このことを可能な限り正常に行うため、評価ユニット(Celeval)の専門家に対し、例えば心理学者など他の専門家らによる支援を得て、この課題を優先的に検討するよう要請がなされた。

●Horeca部門に適用されるルールに従い、葬儀後のレセプションは最大50人で実施することが可能になる。次回の国家安全保障会議では、一般的なレセプション開催に係る規則の緩和の可能性の問題について検討する予定。

●店舗に関しては、2人で買い物を行うことが可能になり(この2人に加えて同居する未成年者、または介助が必要な者1人の同伴も可)、また、時間制限は撤廃される。言うまでもなく、群衆を避けるため、各自には責任感が求められる。同措置は、9月1日から適用される他の措置とは異なり、8月24日から適用される。

●観客に関しては、スポーツ、劇場、文化活動等のイベント、礼拝の場所、会議場、講堂などにおいて参加が許可される最大人数が、屋内では200人、屋外では400人まで拡大される。安全規則および決まりの遵守と同様、マスクの着用が引き続き義務付けられる。安全規則が遵守されている場合、専門家に対しより多くの柔軟性を与えるため、市長による検査および所管大臣の認可の後、同規則の特例免除が可能となる。

●異なる国から来ているためここ数か月間物理的に離れていた人々(カップル)は、結婚していなくとも永続的な関係にあることの証拠を提供することにより、9月1日以降、国境を越える(当館注:ベルギーに入国する)ことが可能になる。これらの人々は、感染検査と検疫に関し、他の人々と同じ規則に従うことになる。

旅行に関しては、8月1日以降、48時間以上国外に滞在した後にベルギー領土に到着する全ての人々にとって、渡航者がどこに赴いたかを知ることを可能にする渡航者追跡フォーム(PLF)への記入が義務付けられている点が喚起される。加えて、

●赤信号の地域から帰還した全ての人は、無症状の場合でも検査を受け検疫下に置かれなければならない。

●橙信号の地域から帰還した場合、検査・検疫は推奨されるにとどまる。しかしながら、
帰還者がリスクの高い接触を行った場合は、検査・検疫を真剣に検討する必要がある。

●加えて、市民は、連絡が来ることがあり得る各地域のコールセンターの責任者と共に、追跡調査への積極的な参加が求められる。

衛生状況の進展は、これまでと同様、注意深くフォローされ、また、来月、国家安全保障会議が開催される。その目的は、長期的なリスク管理の推進に取り組むため、いずれ危機管理から脱却することができるようになることである。


*****************
ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する以下の情報を公表しています(毎日正午に更新)
■感染者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/tpRKB
■入院/退院者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/uTSKB
■死亡者数
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/QTSKB
■コミューン毎の状況
https://datastudio.google.com/embed/reporting/c14a5cfc-cab7-4812-848c-0369173148ab/page/giyUB
*****************
■■滞在状況アンケート実施中です!お済みでない方はこちらから■■
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4oPasoBCBkkcmqqKs0VZek94YyQW0jYpdcr1fSJxL_jYfRA/viewform
*****************
■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■
https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html
*****************
■■新型コロナウイルスに関する「風評被害」を受けた方は,こちらまで■■
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhpL1ReY0hfydCMksXdJMEzztfC0XsQErx5TDcOaQ8tHr8CA/viewform
*****************

【お問い合わせ先】
在ベルギー日本国大使館
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部)
Fax :(02) 513-4633
ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html

※「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は,以下のURLから停止手続きをお願いいたします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete

Pick Up!コンテンツ