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2021-05-06 09:45:15

フィジー国内での新型コロナウイルスの市中感染例に関する続報19


5月5日、フィジー保健・医療サービス省は会見を行い、新たに4件の新規感染例を確認したと発表しました。ポイントは以下のとおりです。邦人の皆様におかれましてはフィジー政府の推奨する感染予防策の実施を徹底すると共に、新たな制限等の発表にご注意ください。
フィジー保健省声明:https://www.fiji.gov.fj/Media-Centre/Speeches/STATEMENT-BY-THE-PERMANENT-SECRETARY-FOR-HEALTH-ME
COVID-19無料電話ヘルプライン:158


1 新規感染例の内の2件はゴラン高原でのPKOから帰還した兵士であり、国境隔離施設で隔離中に感染が判明しました。
 3件目(計125例目)は53歳男性で4月19日に外科手術のためにラウトカ病院に入院しました。手術は成功裏に行われましたが、4月28日になり同人はいくつかの呼吸器疾患の症状を発症しました。4月29日、25歳女性医師(120例目)の診察を受け、COVID-19検査を受けるように勧められましたが2度拒否しました。同医師は5月1日に症状を発症し、昨日陽性と判定されました。
 5月2日同じ患者が30歳の男性医師(121例目)の診察を受けました。この男性医師は4月26日に陰性と判定されていましたが、120件目の接触追跡の一環として受けたその後の検査で陽性と判定されました。この結果は121例目の男性医師がごく最近にウイルスに感染したことを示しています。本5日、同患者(125例目)の症状が悪化しました。同人は集中治療室に移されCOVID-19検査の結果、陽性と判定されました。同人の最近の症状の悪化と行動履歴から、感染してから時間が経過している可能性が高いと言えます。したがって同人は医師達から感染したのではなく感染源であったと考えられます。
 同人がどこでウイルスに感染したかは現段階でわかりません。病院内または院外での感染の両方の可能性があり、それぞれを想定して対応する必要があります。本感染例は潜在的により多くの感染者がいる可能性が高いことを示しています。

2 フィジー政府としての最優先事項はラウトカ病院内での感染を封じ込めることです。同病院が感染爆発の震源地となることを防ぐため、同病院を警察及びフィジー軍が数時間の内に封鎖し、COVID-19治療専用の施設とします。400名を超える患者、医師、看護師そしてそのほかのスタッフが125例目の患者の濃厚接触者かどうかが判定されるまで病院内で隔離されます。病院を既に離れていたスタッフの一部も呼び戻されました。ラウトカ病院だけでなく周辺でもさらに多くの検査が行われる予定です。ラウトカ病院は一般の患者は利用できなくなり、すべての医療サービスはナンディ、バ、シンガトカの病院及びラウトカ内のPunjas、Kamikamica health centreに引き継がれます。以前発表したとおり、救急医療のためであれば封じ込め地
域間の境界を通過することができます。

3 4件目の感染例はNarere(スバ郊外)に住む27歳女性です。同人はMakoiの濃厚接触者の1人として4月28日に隔離されました。さらなる調査により、4月17日の家族の集まり際にMakoiの他の感染者との接触があったことが明らかになりました。同人は本5日朝に陽性と判定されました。この家族の集まりは3つの潜在的なケースの感染源となり得ます。たった数世帯が集まった小さな家族の集まりでしたが、国全体に影響を与えるには十分でした。あらゆる規模の集まりを制限しているのはこのためです。この患者の家族も4月29日から隔離されており、現時点では全員が陰性と判定されています。

4 ラでの感染源不明の感染例について、オーストラリアの研究所からのゲノム配列の結果を受け取り、その他の地域の症例と遺伝的に同一、つまりインド型の変異種「B1.617」であることが確認されました。他の感染例との直接的な接点は確認できていませんが、国境隔離施設から波及したクラスター内にあることがわかります。この遺伝的なつながりは前向きなニュースですが、人との接触のリンクについて確認が取れていないことは、他に感染の連鎖がコミュニティ内で起こったことを示しており、まだ確認されていない感染例が存在する可能性があります。

※過去の領事メールは以下より確認できます。
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMail.html?countryCd=0679

※ このメールは、在留届にて届けられたメールアドレス、「たびレジ」に登録されたメールアドレス登録者に自動的に配信されております。周りの方で、本メールを受け取られていない日本人の方がいましたら、在留邦人(3ヶ月以上ご滞在)の方は「在留届」に、短期滞在の方は「たびレジ」にご登録いただくよう、ご紹介ください。
(在留届)
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
(たびレジ(変更及び解除含む))
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html

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https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login

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