ヤップ州政府による夜間外出禁止令発出

１６日，ヤップ州政府はプレスリリースを以て，３名の新型コロナウイルスへの感染が疑われた事例及び夜間外出禁止令を発出しました。

ヤップ州政府プレスリリースの概要は以下の通りです（仮訳）。

ヤップ州知事が夜間外出禁止令を発表，新型コロナウイルス感染の可能性を制限

１．４月１０日から１４日の間にヤップ州の本島で，新型コロナウイルスのような症状が発生した３名がPUI（Person Under Investigation）として特定された。２名は，３月１８日にグアムから到着し，ヤップ州スポーツ施設で１４日間隔離された後，自宅に戻り，さらに１４日間自己隔離する必要があったが，両名とも自宅に留まるという要件を満たしておらず，その間地域内を移動していることが目撃されていた。彼らは現在ヤップ州立病院に隔離されている。３番目の者は，島外の旅行歴はないものの，重度の呼吸困難を伴っていたため，ヤップ州立病院に到着後すぐに隔離されたが，新型コロナウイルスによる多くの死亡例に関連している肺炎が原因で，翌朝午前１時に死亡した。彼もまた，症状が発症するまで地域内を自由に行動してい
た。

２．３名の患者の検体は採取され，今晩のフライトでグアムに送られる。研究所に到着してから，２４～４８時間以内に検査結果が出ることが想定される。３名すべての人物が地域内を移動しているときに接触した人物の追跡が行われている。

３．これらの結果を受けフラン知事は，制限が見直されるまでの期間，ヤップ州に居住する者に対し，週７日間，午後７時から午前６時までの間の夜間外出禁止令を発表した。

（ヤップ州政府プレスリリース[PDF]）
https://www.micronesia.emb-japan.go.jp/files/100045776.pdf