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2019-08-01 00:00:00

セルビアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)


セルビアの危険情報を更新しました。(【危険レベル継続】(内容の更新))


1.概況
(1)コソボ東部との国境周辺地域では,人口の多くをアルバニア系住民が占めており,一部のアルバニア系住民とセルビア系住民間の緊張が継続する中で,治安が不安定になっていました。現在,治安は概ね安定していますが,2018年11月にコソボがセルビア産製品に100%の関税を導入したこと及び同年12月に軍を設立したこと背景に,セルビアとコソボの二国間関係は依然として緊張状態が続いていますので,引き続き注意が必要です。
(2)2015年以降,セルビアに中東からの難民が大量に流入していましたが,2016年をピークにその数は減少しており,現在の状況は落ち着いています。しかし,今なおEU諸国に入国できない数千人の難民が,セルビアの難民センターやベオグラード市内に滞留し,難民の長期滞在化に伴う治安の悪化が懸念されるため,十分注意してください。

2.地域別情勢
コソボ東部との国境周辺地域(メドベジャ市,ブヤノバツ市,プレシェボ市):レベル1 十分注意してください。(継続)

(1)セルビア南部,コソボ東部との国境に隣接するメドベジャ市,ブヤノバツ市,プレシェボ市を中心とする地域では,人口の多くをアルバニア系住民が占め,一部のアルバニア系住民とセルビア系住民との間では民族間の緊張が継続しています。プレシェボ市では,2012年11月,2000年頃の武装蜂起で死亡したアルバニア系兵士のための鎮魂碑が建立されましたが,2013年2月にこの鎮魂碑をセルビア政府が撤去したことにより,それに反発したアルバニア系住民が抗議集会を開くなど,南部では一時不安定な状態になりました。現在,治安は概ね安定しており,最近では一般人が巻き込まれるような大規模な事件は確認されていません。一方,中東からの難民が周辺諸国を経由しセルビアに流入しており,治安の悪化が懸念されるため,引き続き動向への注意が必要です。

このような情勢に鑑み,これらの地域に渡航を予定されている方は,安全確保のため最新の情報の入手に努めるなど,十分注意してください。

3.渡航及び滞在に当たっての注意
(1)滞在中は,上記情勢及び下記の事項に十分留意して行動し,危険を避けるようにしてください。また,外務省,在セルビア日本国大使館,現地関係機関等より最新情報を入手するよう努めてください。
(2)大規模なデモや集会が行われている場所や,騒擾事件や爆発事件が発生中または発生後の場所には決して近づかないでください。ベオグラードでは,旧市街に所在する共和国広場から国会議事堂にかけてデモや集会はデモや集会が行われることが多く,デモや集会中は,周辺の交通が大変混雑しますのでご注意ください。
(3)セルビアではスポーツの人気が高く,特にサッカーやバスケットボール等のスポーツの試合がきっかけとなり,過激なサポーターやフーリガン等による犯罪が試合会場内外で発生しており,逮捕者も発生しています。試合が行われる週末などを中心に,繁華街や喫茶店などでチームのユニフォームやチームカラーの帽子,マフラーまたは旗等を身に付けた集団などを見かけた場合,不用意に近づかないでください。
(4)これまでに,セルビアにおいてテロによる日本人の被害は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア,バングラデシュ及びスリランカにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生しています。また,テロは,日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており,特に,近年では単独犯によるテロや,一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発していることから,こうしたテロの発生を予測したり未然に防ぐことが益々困難となっています。
 このようにテロはどこでも起こり得ること及び日本人が標的となり得ることを十分に認識し,テロの被害に遭わないよう,海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
(5)宗教,民族的な話題のほか,滞在地以外の地域の話題(特にセルビアが国家として承認していないコソボに関する話題)には触れないようにしてください。
(6)セルビアでは,外国人の出入国,滞在,外貨の持ち込みに関して一定の手続きがあります。詳細については《安全対策基礎データ》を参照してください。
(7)海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は,在セルビア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。
 3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新安全情報や,緊急時に在セルビア日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )

4.近隣諸国のコソボ,マケドニア,クロアチア,ボスニア・ヘルツェゴビナには,別途「危険情報」が発出されていますので御留意ください。

(問い合わせ窓口)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
  ○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)2306
  ○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
  ○海外安全ホームページ
   http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
   http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版) 

(現地公館連絡先)
○在セルビア日本国大使館:
住所 :Tresnjinog cveta 13, 11070 Novi Beograd,Republic of Serbia
電話 :(市外局番011)301-2800
国外からは(国番号381)-11-301-2800
FAX:(市外局番011)311-8258
国外からは(国番号381)-11-301-8258
ホームページ: http://www.yu.emb-japan.go.jp/

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