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2020-07-14 00:00:00

赤道ギニアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)


赤道ギニアの危険情報を更新しました(【危険レベル継続】(内容の更新))。


1 概況
(1)赤道ギニアでは、物価の上昇、経済状況の悪化並びに石油及び液化天然ガスの生産・輸出活動に伴う周辺国からの多数の労働者の流入による国民間の所得格差の拡大といった、社会不安の一因が存在しています。赤道ギニア政府は外国人労働者の受入れ抑制政策を打ち出していますが、治安情勢は不安定です。

(2)赤道ギニアでは、1979年からオビアン・ンゲマ大統領が長期政権を維持していますが、過去に複数回クーデター未遂事件が発生するなどしており、今後情勢が急変するおそれがあります。

(3)近年、赤道ギニア沖のギニア湾において海賊による誘拐事件が頻発しているため、海路による移動には十分な警戒が必要です。

(4)テロによる日本人の被害は、シリアやアフガニスタンといった渡航中止勧告や退避勧告が発出されている国・地域に限りません。テロは、日本人が数多く渡航する欧米やアジアをはじめとする世界中で発生しており、これまでもチュニジア、ベルギー、バングラデシュ、スリランカ等においてテロによる日本人の被害が確認されています。  
 近年では、単独犯によるテロや一般市民が多く集まる公共交通機関等(ソフトターゲット)を標的としたテロが頻発するなど、テロの発生を予測し未然に防ぐことがますます困難となっています。
 このように、テロはどこでも起こり得ること、日本人も標的となり得ることを十分に認識し、テロの被害に遭わないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
 全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)首都マラボや経済都市バタを中心に治安情勢は不安定であり、貧困層による富裕層を対象とした犯罪が絶えません。また、アジア系住民は多額の現金を持ち歩いていると認識されており、犯罪の対象となり易いので、注意する必要があります。

(2)2018年1月3日、赤道ギニア政府は、ンゲマ大統領と敵対する勢力がチャド、スーダン、中央アフリカ出身の外国人傭兵を用いて同大統領を襲撃する計画を立てていたものの、未然に阻止した旨発表しました。赤道ギニアでは、過去にもクーデター未遂事件が発生しており、今後も政治情勢等に注意する必要があります。

(3)2019年11月、ビオコ島沖を航行中の補給船が海賊による襲撃を受け、乗組員15名のうち7名が誘拐される事件が発生しました。さらに、2020年3月にはバタ港から出港しポール・ジャンティ(ガボン)沖を航行中の商業船が、また、同年5月にはマラボ沖を航行中の貨物船及びルバ港停泊中の発動機船が、それぞれ海賊による襲撃を受け、乗組員が誘拐されています。ギニア湾では海賊による誘拐事件が頻発しており、海路による移動には十分な警戒が必要です。

 つきましては、赤道ギニアへの渡航にあたっては、在ガボン日本国大使館(赤道ギニアを兼轄)、現地関係機関、報道等から最新情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
 赤道ギニアへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、外務省海外安全ホームページ内の赤道ギニアの「安全対策基礎データ」( https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_276.html )も併せて参照してください。
 滞在中は、下記の事項に十分注意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在ガボン日本国大使館、現地関係機関、報道等より最新情報を入手するよう努めてください。赤道ギニアには日本の大使館・総領事館はありません。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガボン日本国大使館に連絡してください。なお、赤道ギニアは、通信事情が不安定なため、事件・事故等が発生した場合の迅速な対応が困難となるおそれがあることに留意してください。

(1)在留届、「たびレジ」
 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、在ガボン日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
 3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時の在ガボン日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )

(2)不測の事態に備え、食料、飲料水、必要な医薬品を備蓄しておくとともに、パスポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておいてください。また、自家用車はガソリンを満タンに保ち、常に良好な状態にしておいてください。

(3)赤道ギニアでは、航空便の運航スケジュールが不安定であり、しばしば、出発の遅延やキャンセル等が発生しています。また、空港の入国審査では、係官から滞在日程、宿泊先等について詳細に聴取されますので、予め正確に記録しておくことをお勧めします。

4 なお、隣国のカメルーン及びガボンについても、それぞれ危険情報が発出されていますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関係課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ:
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガボン日本国大使館(赤道ギニアを兼轄)
  住所:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
  電話:(+241)011-73-22-97
   閉館時の緊急連絡先:(+241)077-38-73-38
  FAX:(+241)011-73-60-60
  ホームページ:https://www.ga.emb-japan.go.jp/jointad/gq/ja/index.html

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