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2020-07-14 00:00:00

シエラレオネの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)


シエラレオネの危険情報を更新しました(【危険レベル継続】(内容の更新))。


1 概況
(1)シエラレオネでは、2002年の内戦終結以来、国連や国際社会の協力を得つつ、平和定着のための取組が行われてきました。内戦からの復興が着実に進み、治安も内戦時に比べて大幅に改善しました。2018年3月、大統領選挙の結果、野党候補であったビオ氏が新大統領に就任しており、これまでのところ、治安は比較的安定しています。
 しかしながら、シエラレオネは、若年層の失業や脆弱なインフラ、首都と地方の格差拡大等、多くの課題を抱えており、一般市民は相当の不満を抱えているとみられることから、今後、些細な事件を契機に、大きな暴力事案や衝突・混乱が発生する可能性があります。

(2)アフリカ西部ではイスラム過激派組織によるテロが頻発しており、2018年3月にはブルキナファソの首都ワガドゥグに所在するフランス大使館と軍統合参謀本部が武装集団の襲撃を受ける事件が発生したほか、過去にはマリの首都バマコやコートジボワールの観光地グラン・バッサムにおいてもテロ事件が発生しています。
 シエラレオネでは、現時点で反政府組織や国際テロ組織による具体的な活動は確認されていませんが、シエラレオネ政府がマリのPKOに派兵していることから、上述のイスラム過激派組織の標的となる可能性があります。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう、心がけてください。

2 地域情勢
 全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

 2018年3月に行われた大統領選挙の結果、野党のビオ候補が当選し、政権交代しました。同選挙は、一部で政党支持者と治安関係者との間で衝突が発生したものの、おおむね平和裡に実施され、今のところ治安情勢は比較的安定している状況にあります。しかしながら、シエラレオネは、若年層の失業や脆弱なインフラ、首都と地方の格差拡大等、多くの課題を抱えており、一般市民は相当の不満を抱えているものとみられることから、今後、些細な事件を契機に、大きな暴力事案や衝突・混乱が発生する可能性があります。

 つきましては、シエラレオネへの渡航・滞在を予定している方は、在ガーナ日本国大使館(シエラレオネを管轄)、現地関係機関、報道等から最新情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在に当たっての注意
 シエラレオネへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、安全対策基礎データも併せて参考してください。(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_105.html )
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在ガーナ日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。シエラレオネには、日本の大使館・総領事館はありません。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガーナ日本国大使館に連絡してください。

(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、在ガーナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在ガーナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )

(2)若年層を中心とした失業率が極めて高くなっていることなどから、シエラレオネ国内全域において、窃盗や武装強盗等の犯罪が発生しており、特に外国人を狙ったひったくり等の被害が顕著となっています。

(3)日本人を含め外国人が被害となる通称「419事件」(国際詐欺事件)や、インターネット、電子メールを利用した恋愛・結婚詐欺が増加していますので、十分注意してください。

(4)WHOは2014年3月に隣国のギニアで発生したエボラ熱に対して、国際的な公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)ではなくなった旨宣言しましたが、2016年3月以降も生存者等からの再発の可能性はあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。また、エボラ熱流行により、国内の医療体制は弱体化しており、現地で十分な医療が受けられない可能性もあるほか、黄熱、コレラ、マラリア、麻疹などの従来の感染症への予防対策にも注意が必要です。
 首都のフリータウンにおいてもマラリア患者が多く発生しているため、渡航前にマラリアの予防内服について適切な病院で相談を済ませておくことをお勧めします。病院施設は老朽化しているほか、医師不足により、重傷者に十分な対応ができません。これらの医療事情により重大な症状を呈する疾患では、ヨーロッパへの搬送も考慮されるため、搬送費用、治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。

4 隣国のリベリア及びギニアにもそれぞれに危険情報を発出していますので、併せて留意してください。


(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガーナ日本国大使館(シエラレオネを管轄)
  住所:Dr.Hideyo Noguchi Street, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060、2765061
   国外からは(国番号233)30-2765060、2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
   国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:https://www.gh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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