新型コロナウイルス関連（８月１４日）

○「日常生活に戻るための計画」第４段階への移行の背景について
○クウェート出国時のPCR検査について
○各種規制の緩和により、人との接触の機会が増えますが、引き続き感染予防には細心の注意を払ってください。

１．８月１８日（火）からの「日常生活に戻るための計画」第４段階への移行に関し、政府報道官及び保健省次官代理は、同決定の背景について以下のとおり述べました。
(1)ムズリム政府報道官
「日常生活に戻るための計画」については、経済緩和の必要性が高まる中、経済緩和と感染対策を両立し、人々の健康・安全を確保する形で次の段階に移行することが肝要である。かかる観点から、感染状況や各セクターにおいて衛生上の予防措置を講じるための準備が整っているか等を見極めながら、柔軟に次の段階への移行を決定しているため、各段階の日数・期間は異なる。
(2)ムタイリー保健省次官代理
第４段階への移行決定の理由として、クウェート国内の感染状況を測る各種指標に改善がみられたことが挙げられる。特に、ピーク時は３８%に上ったＰＣＲ検査陽性率は、過去数週間１４～１６％に低下している。世界中の国において、新型コロナウイルス感染の第二波到来が予想されており、クウェート保健省は、例年インフルエンザが流行する１０月～１１月上旬に第２波が到来することのないよう、国内の感染状況等の監視体制の強化をはじめ、第２波回避のための様々な計画を策定している。

○第４段階の概要
・８月１８日（火）から開始
・夜間及び早朝外出禁止の継続（午後９時から翌午前３時まで）
※ただし、本決定は８月２０日（木）に見直される。
・保健省の指導に基づく要件を満たすことで，以下の活動が許可される。
政府機関及び民間部門の事務所での業務（一度に職場に出勤する職員数は，全職員数の５０％以上）、レストラン及びカフェ（人との距離をとる）、公共交通機関（人との距離をとる）、美容院・理髪店、スポーツ・クラブ、ジム 、仕立屋

２．クウェート出国時のPCR検査
　クウェート出国時には、渡航国や航空会社の要請（UAE経由等）により、保健省の認定を受けた研究所（指定保険センター等）が発行したPCR検査陰性証明書が必要となることがあります。出国・渡航を計画される場合には、必ず航空会社や旅行会社に渡航要件等の確認を行って下さい。
なお、現在、発表されているクウェートで渡航のためのPCR検査の受検が可能な研究所（指定保険センター等）は以下の2カ所です。
・The Kuwait German Laboratory
　Webサイト：http://www.amgkwt.com/
・Global Med Clinic
　電話：96967530/96967553

３．クウェートの感染状況（１4日付）
・新規感染者数：699人
・累計感染者数:75,185人
・現感染者数:7,951人（前日比：+53人）
・ＩＣＵ（重症者数）：115人（前日比：-3人）
・累計死者数：494人（前日比：+5人）
・累計回復者数：66,740人（前日比：+641人）
・ＰＣＲ検査累計：552,581人（前日比：+4,576人）

●今後、各種規制が緩和され、街中等での人との接触の機会が増加しますが、引き続き「３つの密（密閉空間、密集場所、密接場面）」を避け、外出時にはマスクを着用（公共の場所でのマスク着用は義務づけられています）し、うがい手洗いをこまめに行うなどの一般的な感染予防対策を行うなど、感染予防（うつらない・うつさない）には細心の注意を払って下さい。
●現在、当館の領事業務は、事前予約制で行っております。各種申請（旅券、証明書等）をご希望される方は、来館前に大使館領事班までメール（consular@kw.mofa.go.jp）でお問合せ下さい。
●通院、常時服用薬の入手などでお困りの方、健康上の問題で困っている方やその他ご質問等ある方は、当館檀上医務官（99７２－6597）にご相談下さい。特に、発熱（３７．５℃以上の体温）や咳・痰等の呼吸器に関する症状や新型コロナウイルス感染が懸念される場合には、保健省ホットライン（１５１）や医療機関で受診する前に、ご相談下さい。医務官から適切な助言を行います。

（お問い合わせ先）
在クウェート日本国大使館　領事班
電話（代表）：（＋９６５）２５３０－９４００
メール：consular@kw.mofa.go.jp　（了）