●ナイジェリア保健省,疾病予防管理センター及びラゴス州保健局は3月19日,新たに4人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表しました。これで,ナイジェリアで感染例は12例となります。
また,ラゴス州政府は同19日,50人以上の集会を一時中止するよう求めていますので,ご留意ください。
●3月21日午前0時(日本時間)から,日本の水際対策が強化されます。中国及び韓国のほか,ヨーロッパ諸国,イラン,エジプト等から帰国の際はご留意ください。
また,当国発着の国際線について,ヨーロッパを中心に減便の傾向が進んできていますので,併せご注意ください。
●邦人の皆様におかれましては,引き続き,最新の情報を入手するとともに,感染予防に努めてください。
1 ナイジェリア政府による発表
(1)ナイジェリア保健省,ナイジェリア疾病予防管理センター及びラゴス州保健局は3月19日,ラゴス州で新たに4人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表しました。これら4人の容体はいずれも安定しており,所定の処置を受けている由。これら4人のうち2人は,英国とフランスから入国した方で,残り2人のうちの1人は感染者との接触があった方,もう1人は,感染が広まっている国への渡航歴がないとのことです。
(2)ラゴス州保健局の発表によれば,感染者の詳細は以下のとおりで,国内感染の可能性を示唆するとともに,これら感染確認者が搭乗した便を利用した方は,自主隔離(self-isolate)の上,同局ホットライン(08000corona(267662))に架電してほしい旨呼びかけておりますので,ご留意ください。
●英国からフランクフルト経由で13日にラゴスに到着したナイジェリア人男性。搭乗便は, LH568便。
●フランスからイスタンブール経由で14日にラゴスに到着したナイジェリア人女性。搭乗機は,TK1830便とTK625便。
●17日に感染が確認された英国からの渡航者との接触者(国籍等詳細不明)
●50代のナイジェリア人男性(感染が拡大している国への渡航歴無し)
(3)ラゴス州政府は19日,50人以上の集会を一時中止するよう求めていますので,ご留意ください。
2 日本における新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の抜本的強化について
3月6日の領事メールにて,日本における水際対策の抜本的強化についてお知らせしましたが,厚生労働省によれば,「トランジットで中国,韓国から入国する人も検疫措置の対象となる」由ですので,ご留意ください。
また,3月19日の閣議了解により,3月21日午前0時以降に,ヨーロッパ諸国,イラン,エジプトから来航する航空機又は船舶で日本に入国される際には,検疫法での隔離・停留が必要な場合のほか,検疫所長が指定する場所(御自宅等)において14日間の待機となり,また,御自宅等へは公共交通機関を使わず,自家用車やレンタカー等での移動をお願いすることとなる由ですので,併せご留意ください。
(厚生労働省の関連ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00098.html
3 当国発着航空便の現状等
(1)当館が航空各社に照会したところ,現状は以下のとおりです。
突然の欠航も頻発していますので,ご利用の航空会社に最新情報を確認する等ご留意願います。
●英国航空: 3月29日までアブジャ,ラゴスともに通常運行予定。
●ルフトハンザ:間引き運航(前日まで運航が予定されていながら,当日欠航となるケースが頻発)
●エールフランス:現状としては,間引き運航(前日まで運航が予定されていながら,当日欠航となるケースが頻発)であるが,今後運行停止予定(詳細確認中)
●トルコ航空:3月19日から4月1日(とりあえずの期限)まで運行停止
●エミレーツ:3月23日から5月20日まで運行停止(アブジャ発着のみ)。ラゴス発着については,間引き運航(前日まで運航が予定されていながら,当日欠航となるケースが頻発)
●エチオピア:日本行の便はすべて運航停止。
(2)報道等によれば,ナイジェリア政府は,21日からカノ,エヌグ及びポートハーコートの3空港を閉鎖する由(アブジャ及びラゴスは開港)。
4 感染予防
ナイジェリア保健省やナイジェリア疾病予防管理センターは,日頃の感染予防が感染拡大を防ぐためには重要であるとして,以下の励行を呼びかけています。
●こまめに流水,石鹸を使った手洗いを励行する。水を利用できない時は除菌液(サニタイザー)を使用する。
●咳をする際にはティッシュ等で口周りを覆う。ティッシュがない場合は,肘の内側で口周りを覆う。ティッシュ等は使用後すぐに適切に処分してください。ティッシュが手に入らない場合は,肘の内側などを使って,口や鼻をおさえる。
●咳やくしゃみなどの症状がある人物との濃厚接触を避ける。
5 情報収集
新型コロナウイルスに関する主な情報収集源を以下に例示します。
これらや報道などを通じて最新の情報を収集するようお願いします。
●ナイジェリア疾病予防管理センター(NCDC)ホームページ
https://www.ncdc.gov.ng
(学校向けガイダンス)
https://ncdc.gov.ng/themes/common/docs/protocols/175_1583410399.pdf
(自主隔離(self-isolate)に関するガイダンス)
http://covid19.ncdc.gov.ng/resource/guideline/NCDC%20Self-Isolation%20Guideline%20for%20COVID19.pdf
●外務省海外安全対策ホームページ(日本)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
●厚生労働省ホームページ(日本)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
●首相官邸(日本)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
6 感染拡大に伴う各国の水際対策
感染拡大に伴い,感染者確認国からの入国制限措置等を実施している国もあり,また,航空会社によっては感染者確認国との間の路線について運航停止または減便等を行っている場合がありますので,海外渡航を予定している方は,経由国の選定を含め注意が必要です。
◎外務省では,日本を含む感染者確認国からの入国制限措置や入国後の行動制限に関する各国措置をとりまとめ情報発信しています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
7 このメールは,在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動的に配信されております。
◯在ナイジェリア日本国大使館(医務班/領事班)
電話:090-6000-9019 または 090-6000-9099
※国外からは(国番号234)90-6000-9019 または 90-6000-9099
夜間緊急連絡用電話:080-3629-0293
※国外からは(国番号234)80-3629-0293
ホームページ: http://www.ng.emb-japan.go.jp/j/
電子メール : visanigeria@la.mofa.go.jp
(了)
情報源:外務省 海外安全情報オープンデータをもとに作成しています。
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