つばめNaviは海外渡航のための予防接種サイトです。
渡航先の情報から予防接種の病院探しまでここで完結できます。

2020-05-22 18:25:40

リトアニア国内における新型コロナウイルス感染者等の状況(5月22日午後0時)


※今週より,感染者数が減少傾向であることから感染者等の状況については毎週月,水,金曜日に送信することにさせて頂きます。その他の情報については,随時送信させて頂きます。

1 リトアニア国内における感染者等(5月22日午後0時現在)
  新規感染者:計27名(21日16名,22日11名)
  累計感染者:1604名
  新規死亡者:計1名(21日1名,22日0名)
  累計死亡者:61名


2 報道内容
・国立社会保健センターによると、20日と21日に判明した新規感染者31人のうち、27人がビリニュスで発生しています。主に、医療機関で確認されているクラスターからの感染拡大だということです。中でも、保健当局が懸念しているのが、サンタロス病院とビリニュス市臨床病院の状況です。サンタロス病院では5月12日からの約1週間で、15人の院内感染が報告されています(感染症センター、胸部外科、ICU科)。ビリニュス市臨床病院では、21日までに、院内感染者が41人、病院外の関係者への感染が25人報告されています。
・国立社会保健センターは、ここ数日、感染者数は増えているが、その殆どが確認済みのクラスターから拡大したものであり、感染経路が不明な市中感染は、現時点では発生していないとしています。また、一部、帰国者の感染も確認され始めているとして、入国後14日間の隔離の重要性、そのための検疫体制維持の必要性を強調しています。
・リトアニア政府は、ノルウェーのオスロ、オーレスン、ベルゲン、サンデフィヨルド各方面への定期フライトを5月25日(月)から再開することを許可しました。運航会社は、airBaltic社とWizzAir社だということです。
・バス会社「Lux Express」は5月22日から、「Ecolines」は5月29日から、「Eurolines」は6月5日から、それぞれバルト三国内の国際運行を再開すると発表しました。

3 感染が疑われる場合のリトアニア国内の連絡先等について
(1)発熱クリニックの開設
  各自治体で順次、発熱クリニック(fever clinic)が業務を開始します。発熱クリニックの利用にはホームドクター(以前通院したことのある病院)による電子紹介状が必要です。利用者は、18歳ー60歳で、37.8度以上の発熱があり、咳や息苦しさなど、上気道感染症に特徴的な症状のある人とされています。発熱クリニックでは、血液検査やレントゲン検査、コロナウイルス検査のための検体採取などが行われ,症状に応じて、医師が、自宅等の隔離場所で治療をするか、指定病院へ搬送するかを決定します。
  リトアニアで,一度も通院歴が無い方で新型コロナ感染症が疑われる場合は,下記新型コロナ相談窓口「1808」に電話してください。

(2)新型コロナ相談窓口
  在留邦人・旅行者の皆様に高熱(37.5℃以上)と呼吸器系の症状が続くなど、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合
 ア コロナ相談窓口(午前8時から午後11時,英語可能)「1808」に電話をして状況を説明する。
 イ 指示により病院に行く必要がある場合には、バスやタクシーの使用は出来ず,自家用車で行く必要がありますが,自家用車が無い場合には,自治体が搬送することが義務づけられています。指示に従ってください。
 ウ 検査後は,検査結果が出るまで自主隔離となります。陽性であれば,救急車が来ます。
  上記のようなドライブスルー検査を行っております。
  詳しくは,
「こちら(https://www.lt.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00030.html)」
 をご覧ください。
  なお、リトアニア国内では、日本語で受診できる病院はありません。

4 感染症の予防について
  基本的なことですが、以下の対策を続けることが重要です。
(1)石鹸やアルコール等を用い、定期的な手洗いを励行する。
(2)外出先から帰宅すれば、手洗いとうがいを徹底する。
(3)なるべく公共交通機関や人込みを避ける。
(4)咳や発熱の症状のある人との接触を避ける。

5 大使館からのお願い
  在留邦人の皆様におかれましては,リトアニアに滞在しているご友人やご学友等で未だ在留届を提出していない方がいらっしゃれば,登録するようお声がけをお願いいたします。
  また,既に帰国された方は,下記URLから帰国届けの提出をお願いします。
【在留届及び「たびレジ」への登録のお願い】
  海外渡航前には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え,必ず在留届を提出してください。帰国届けも下記URLから行えます。
( https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )
  また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html 参照)

6 参考
(1)リトアニア外務省領事局ホームページ(リトアニア語)
http://keliauk.urm.lt/lt/pranesimai
(2)リトアニア保健省
http://sam.lrv.lt/en/
(3)リトアニア保健省所轄国立社会保健センター
http://nvsc.lrv.lt/en/ 
(4)外務省海外安全ホームページ(日本語)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
(5)厚生労働省ホームページ(日本語)
https://www.mhlw.go.jp/index.html

〇 在リトアニア日本国大使館 Embassy of Japan in Lithuania
  電話 +370 523 10462(開館時間のみ)
  電話 +370 612 74545(閉館時間、緊急連絡先)

Pick Up!コンテンツ