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2020-05-29 18:16:12

ケニア国内における拉致事案にかかる注意喚起


● 報道によれば、5月27日、隣国ソマリアの首都近郊において、複数の医療関係者がイスラム過激派組織アル・シャバーブにより拉致された後に殺害された模様です。
● ケニア国内においても、2019年4月に北東部マンデラ郡において、2名のキューバ人医師が拉致された事案が発生しましたが、いまだ解決していません。
● さらに、先般、領事メールでお知らせしていますとおり、2018年11月に沿岸部マリンディ近郊で拉致されたイタリア人女性については、無事に解放されたものの1年半あまりもの間、身柄を拘束された状態が継続しました。
【参照】
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=89530
● こうした事例が示すように、拉致事案は、一旦発生すると、最悪の結果につながる、あるいは、解決まで非常に長期化するという傾向があります。
● 現在、新型ウイルスコロナの影響で、夜間外出禁止令等の各種対応がなされているところでありますが、依然としてイスラム過激派組織アル・シャバーブの活動はケニア国内においても活発であり、テロに加え、拉致にかかる脅威についても従前と変わらず存在していると言わざるを得ません。
● 上記状況を踏まえ、在留邦人及び渡航者の皆様におかれましては、今後も引き続き、最新情報の収集に努めるなど安全確保の万全を図って頂きますようお願いいたします。


《警備対策官からのアドバイス》
「自分と家族の安全は自分で守る」、「予防が最良の危機管理である」という心構えで、以下の「安全のための三原則」を守っていただくことが危険を避けることに役立ちます。
1 目立たない
 犯罪者やテロリストは目立つ人物を標的として選ぶ傾向にあります。渡航先・滞在先において必要以上に華美な服装や宝飾品を身につける、目立つ車に乗る、公共の場において大声で会話をする、今後の予定や現在の居場所についてSNSに書き込む、渡航先の政治・文化・宗教等に関する批判をすることなどは目立つのみならず、積極的に標的とされる可能性を高めますので、避けてください。
2 行動を予知されない
 行動パターンが決まっているターゲットは、先回りができるので襲撃の計画が立てやすい対象と言えます。通勤・通学・買い物など外出する際のルートや時間をワン・パターン化することは、狙われる危険性を高めることにつながります。できるだけ移動のルートや時間などをランダムにすることで自分の行動を予知されないようにすることが重要です。また訪問先によっては、警備を強化するなどの方法を検討して下さい。
3 用心を怠らない
 現地に到着したばかりの頃は安全対策に気を配っていても、生活に慣れてくると最初の頃に意識していた注意事項がおろそかになる場合があります。また、現地の治安情勢は様々な要因で大きく変化します。普段から日常的に関連情報の収集を行いながら、安全対策を定期的に見直す機会を作ることが重要です。

【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR

※ 「たびレジ」簡易登録をされた方でメールの配信を停止したい方は、以下のURLから停止手続きをお願いします。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/detete

令和2年5月29日
在ケニア日本国大使館
電話:020-2898-000(24h対応)
ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/

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