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2020-07-16 00:00:00

リベリアの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)


リベリアの危険情報を更新しました(【危険レベル継続】(内容の更新))。


1 概況
(1)リベリアでは1989年から2003年まで内戦が続きました。その後、2006年にアフリカ初の女性の民選大統領となったサーリーフ大統領が、国際社会からの支援を得つつ、国家の再建と国民の生活向上に取り組んだ結果、リベリアの治安は徐々に改善されてきました。
 こうした中、2003年から治安維持を担ってきた国連リベリアミッション(UNMIL)は、2016年7月1日の国連安全保障理事会の決定に従い、リベリア政府へ治安権限を移譲し、2018年3月31日、そのマンデートを終え、リベリアから撤退しました。2018年1月、サーリーフ大統領からウェア大統領へと交代しましたが、これまでのところ、治安は比較的安定しています。

(2)アフリカ西部ではイスラム過激派組織によるテロが頻発しており、2018年3月にはブルキナファソの首都ワガドゥグに所在するフランス大使館と軍統合参謀本部が武装集団の襲撃を受ける事件が発生したほか、過去にはマリの首都バマコやコートジボワールの観光地グラン・バッサムにおいてもテロ事件が発生しています。
 リベリアでは、現時点で反政府組織や国際テロ組織による具体的な活動は確認されていませんが、リベリア政府がマリのPKOに派兵していることから、上述のイスラム過激派組織の標的となる可能性があります。
 このような状況を十分に認識し、テロ・誘拐に巻き込まれることがないよう、海外安全ホームページや報道等により最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

2 地域情勢
 全土
 レベル1:十分注意してください。(継続)

(1)首都モンロビア市
 首都であるモンロビア市内は人口過密状態にあり、失業率も高く、一般犯罪が多発しています。犯罪は特に夜間の発生率が高いことから、夜間の移動は出来る限り控える必要があります。

(2)その他の地域
 その他の地域においては、首都等都市部からの交通網が未発達・不便であることから、治安当局による対応は限られるため、十分な注意が必要です。特に、窃盗団などの一般犯罪集団が、当局の捜索を逃れるため、国境を出入りする逃走経路を使用する事例が多く報告されています。国境周辺では、警察や入国管理局の人員も不足しているため、十分な警戒が必要です。

 つきましては、リベリアへの渡航・滞在を予定している方は、在ガーナ日本国大使館(リベリアを管轄)、現地関係機関、報道等から最新情報の入手に努め、身の回りの安全に十分注意してください。

3 滞在にあたっての注意
 リベリアへの渡航・滞在における一般的な注意事項については、安全対策基礎データも併せて参照してください。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_126.html )
 滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにしてください。また、渡航に際しては、日本国外務省、在ガーナ日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。リベリアには、日本の大使館・総領事館はありません。万一、事件・事故等に巻き込まれた場合には、在ガーナ日本国大使館に連絡してください。
(1)海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
 3か月以上滞在する方は、在ガーナ日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html )。
 3か月未満の旅行や出張等の際には、渡航先の最新安全情報や、緊急時に在ガーナ日本国大使館からの連絡を受け取ることができるよう、外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録してください(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html )。

(2)外国人を標的とした組織的な凶悪犯罪は発生していませんが、モンロビア市内では、一般的に強盗、暴行及び性犯罪の発生率が高くなっています。

(3)日本人を含め外国人が被害となる通称「419事件」(国際詐欺事件)や、インターネットや電子メールを利用した恋愛・結婚詐欺が増加していますので、十分注意してください。

(4)WHOは2014年3月に発生したエボラ熱に対し、国際的な公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)ではなくなった旨宣言しましたが、2016年3月以降も生存者等からの再発の可能性はあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。また、エボラ熱の流行により、同国内の医療体制は弱体化しており、現地で十分な医療が受けられない可能性もあるほか、黄熱、コレラ、マラリア、麻疹などの従来の感染症への予防対策にも注意が必要です。このため、渡航前に日本でマラリアの予防内服についての相談を渡航外来や専門外来で済ませることをお勧めします。病院施設は老朽化しているほか、医師不足により、重傷者に十分な対応ができません。これらの医療事情により重大な症状を呈する疾患では、ヨーロッパへの搬送も考慮されるため、搬送費用、治療費を十分に考慮にいれた保険に加入してください。

4 隣国のコートジボワール、ギニア及びシエラレオネにも別途危険情報を発出していますので、併せて留意してください。

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○海外安全ホームページ
  https://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
  http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (モバイル版)

(現地大使館連絡先)
○在ガーナ日本国大使館(リベリアを管轄)
  住所:Dr.Hideyo Noguchi Street, West Cantonments Accra, Ghana
  電話:(市外局番030)2765060、2765061
   国外からは(国番号233)30-2765060、2765061
  FAX:(市外局番030)2762553
   国外からは(国番号233)30-2762553
  ホームページ:https://www.gh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

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