リベリア

リベリアの安全情報
- 2021-09-21
シエラレオネの新型コロナウイルス対策について(その20):シエラレオネ入国時の措置の変更(ワクチン未接種者のPCR検査結果が出るまでの間の自費による義務的隔離等)(リベリア)
- 2021-08-27
- 2021-08-18
- 2021-07-30
- 2021-07-16
- 2021-07-16
- 2021-07-13
- 2021-07-06
- 2021-07-02
シエラレオネの新型コロナウイルス対策について(その19):シエラレオネ全土における夜11時から朝5時までの夜間外出禁止措置等(リベリア)
- 2021-06-25
リベリアの気候・風土
リベリアは西アフリカにある共和制国家の一つで、ギニア、シオラレオネ、コートジボワールと国境を接しています。
南側は大西洋に面しており、首都モロンビアなど多くの港湾都市が存在します。
アフリカの中で独立がもっとも早かったにもかかわらず、その後の内戦によって世界でも最貧国の一つに数えられます。
国土のほとんどは熱帯モンスーン気候に属しています。熱帯雨林が広がる国土は非常に高温多湿ですが、内陸部に行くにしたがって高地になり年間雨量は少なくなります。
リベリアは世界でも貧しい国であるため医療の発達が遅れており感染症には十分な注意が必要です。
リベリアに限らず、アフリカ全土でマラリア、黄熱病、デング熱などの蚊を媒体とする病気に罹患する恐れがあります。
加えてチクングニア熱、フィラリア症のリスクもあります。長袖・長ズボンを着用し、虫よけを使用するなど蚊への対策が必要になります。
ツェツェバエによるトリパノソーマ症、サシチョウバエによるリーシュマニア症を予防するためには虫に刺されないことが重要になります。加えてエボラ出血熱が2014年に大流行しました。
リベリアは黄熱の流行国のため、WHOから黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
入国の際にイエローカード(国際予防接種証明書)の提示を求められる場合があるので、渡航前に必ず予防接種を受けておき、イエローカードを携行することを忘れないでください。
それ以外にもA型肝炎、B型肝炎、髄膜炎、狂犬病、破傷風、腸チフス、ポリオなどの予防接種はなるべく受けておくことをおすすめします。
リベリアで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 髄膜炎
髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)は世界中でみられますが、主にアフリカ中部に多い感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると1日~2週間の潜伏期間の後に頭痛、発熱と、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
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リベリアで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Aspen Medical Liberia |
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地域 | モンロビア市 |
住所 | Cnr 16th Street & Russell Ave, Sinkor, Monrovia |
電話番号 | #ERROR! |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 外国人や富裕層が利用しているクリニックです。診療時間は平日8時から17時,土曜日8時から13時,それ以外は救急時間帯となり医師は呼び出し体制になります。末梢血・生化学的検査が院内に完備されており,結果は即日判明しますが技師も時間外は呼び出し体制であるため夜間はマラリアの顕微鏡による血液塗抹検査は行っていません。また,エボラウイルスの迅速診断キットがあります。院内には簡易レントゲンとエコーが1台あります。処置室と24時間滞在できる観察室がありますが入院ベッドはありません。人工呼吸器も完備しており,初期治療ならびに保険会社との協力の下,緊急移送の手配を24時間補助してくれます。医師は総合医1名,小児科医1名,産科医1名,眼科医1名の4人が常駐しています(2018年10月現在)。ロイヤルホテルの裏通りに面しているので交通至便です。原則,契約が必要ですが,受診可能かどうかはAspenにお問い合わせ下さい。 |
施設名 | SOS Children77-0et & Russell Ave, Sink |
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地域 | モンロビア市 |
住所 | P.O.BOX 1924 Congo Town, Monrovia |
電話番号 | #ERROR! |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | ドイツのNGO団体が運営しているクリニックです。Childrenと書いてありますが成人の診療も行っています。診療時間は8時から16時までそれ以外は時間外対応となります。自施設での血液検査が可能です。レントゲンも1台完備しています。毒蛇の血清抗体があります(要確認)。また,エボラ疑い患者が来院した際の隔離個室が1部屋あります。 |
施設名 | John F. Kennedy (JFK) Medical Center |
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地域 | モンロビア市 |
住所 | 22nd St. & Tubman Blvd. Sinkor, Monrovia |
電話番号 | +231(0)77-905-9995 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | リベリアでの医師養成の基幹病院であり,骨折や虫垂炎など緊急外科手術も行っています。アメリカの支援で建設された病院で24時間受け入れ可能な救急外来と個室を含む入院施設があります。また,エボラ疑い患者に対する一時的な隔離室があります。インドの支援による眼治療センターがあり,目の疾患に対して対応が可能です。2019年から新診療センター及びリベリア初のMRI・CT画像検査室が稼働する予定です。 |
施設名 | Redemption Hospital |
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地域 | モンロビア市 |
住所 | New-kru town 1000, Monrovia |
電話番号 | +231(0)88-864-8515 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | モンロビア市内の中心部から北へ車で1時間のところに位置する公立病院です。外国人が一般診療で利用する病院としては適しませんが,限られた医療資源の中で国民に無料で医療を提供しています。この病院には海外ドナーの支援によって建設されたエボラ患者専用の隔離病棟があります。今後,エボラ患者が発生した場合はリベリア人,及び外国人に関わらず診断確定後はこの病院に搬送されることになります。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載