カーボベルデ

カーボベルデの安全情報
- 2021-08-06
- 2021-07-16
- 2021-07-10
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- 2021-05-31
- 2021-05-04
- 2021-04-16
- 2021-04-16
- 2021-03-26
- 2021-03-04
カーボベルデの気候・風土
カーボベルデは北アフリカの大西洋沖にある共和国です。バルラヴェント諸島とソダヴェント諸島という二つの諸島からなる国家となっています。
サヘル地帯と同じくらいの緯度にあるため、非常に乾燥しているのが気候の特徴です。年間降水量は300㎜程度で、常に国全体が深刻な水不足に悩まされています。
その一方で時折降る雨は集中豪雨のように一気に降り注ぐため、起伏の少ないカーボベルデでは水をためておくことができないという事情もあります。一年を通して非常に暑いのも特徴です。
アフリカ特有の感染症は比較的少なく、衛生状態は良い国です。
マラリアやデング熱はカーボベルデ以外の国に住む患者から持ち込まれることが多く、カーボベルデでの発生はあまりありません。
さらに黄熱病、狂犬病についてはここ10年以上にわたって発生が認められていません。他のアフリカ諸国に渡航する場合よりは安心してカーボベルデに入国できることでしょう。
ただし2015年よりジカ熱の流行が確認されています。妊娠している女性がジカ熱ウイルスに感染すると胎児が小頭症を患うなどのリスクが高まります。
そのため外務省では妊婦さんのカーボベルデへの渡航はできる限り控えるように呼び掛けています。
渡航の際にはA型肝炎、B型肝炎、破傷風、ポリオ、腸チフスなどの予防接種を事前に受けておくと安心です。
カーボベルデで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 髄膜炎
髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)は世界中でみられますが、主にアフリカ中部に多い感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると1日~2週間の潜伏期間の後に頭痛、発熱と、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...