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狂犬病と予防接種


狂犬病ってどんな病気?



狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。
狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し感染します。

感染すると潜伏期間の後に発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣などの症状が出て、最終的には死に至ります。
発症してしまうと明確な治療法はないため、海外に長期間滞在する場合や感染の可能性のある動物と触れる機会のある方には事前に予防接種によって対策することをおすすめします。



- 狂犬病のポイント -

・世界中の多くの国や地域で発生
・日本では数十年間発生は報告されていない
・アフリカ、アジア、中南米のほとんどの地域で流行
・動物に噛まれた傷口から感染する
・犬以外にも猫、キツネ、アライグマ、サル、コウモリなど多くの動物が狂犬病ウィルスを持つ
・症状は発熱、頭痛、全身の倦怠感、嘔吐、傷口の痛み、痙攣など
・症状が進むと異常な興奮状態、水が怖くなる、風への恐怖または全身の麻痺などが生じる
・発症するとほぼ100%死に至る
・発症する前に医療機関で発症を抑え込む治療を行う必要がある
・事前の予防接種が有効


- 狂犬病のリスクがある国 -

日本では数十年間発生が報告されていませんが、世界中の多くの国や地域で発生しています。


- 狂犬病の予防 -

感染の可能性のある動物に近寄らない。事前に予防接種を受ける。
万が一動物に噛まれた際には傷口を石鹸と流水でよく洗い、消毒をした後にすぐに医療機関で受診をしてワクチン接種など必要な治療を行う。


- 狂犬病予防接種の必要性 -

発症した場合の死亡リスクが非常に高いため、事前の予防接種による対策をおすすめします。


- 狂犬病の費用 -

ワクチンの種類や医療機関によって予防接種費用は異なりますが、一般的な国産ワクチンの予防接種費用は1回あたり12000円~15000円(税抜き)程度のようです。詳しくは受診する医療機関にお問い合わせください。


-狂犬病予防接種の回数 -

一般的な国産の狂犬病ワクチンは3回、接種が必要です。 初回接種の4週間後に2回目。その半年から1年後に3回目の接種を行います。 3回目の接種後は抗体は2年間持続します。詳しくは医療機関でお医者さんにご相談ください。



- まとめ -

発症した場合の死亡リスクが非常に高いため、事前の予防接種による対策をおすすめします。 国内医療機関には狂犬病ワクチンの在庫数が少ないため、渡航前にはなるべく早く医療機関にお問い合わせください。