ニジェール

ニジェールの安全情報
- 2021-09-16
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- 2021-03-31
- 2021-03-16
ニジェールの気候・風土
ニジェールはサハラ砂漠の南、サヘル地帯に位置する西アフリカの国です。
海から約650kmも離れた内陸の国で、国土の約3分の2が砂漠になっています。
ニジェールは、3~6月には日中の気温が40℃を超える乾燥の激しい国ですが、7~8月の雨季には雨量は多くないものの湿度がとても高くなります。
そのため、旅行者には食べ物や水を介して発症する感染症が多く見られます。
大腸菌、腸チフス、サルモネラ、コレラなどに注意しましょう。
生水はもちろん、野菜や果物も生のものはなるべく避け、しっかり加熱調理されたものだけを食べるようにしてください。
同じ西アフリカの周辺国と同じように、ニジェールも衛生状態が劣悪な国です。医療事情も良くありません。
2015年には髄膜炎菌性髄膜炎が首都のニアメで大流行したことがあります。
死亡率の高い熱帯熱マラリアも国中どこでもかかるリスクがあります。
予防薬や予防接種などでしっかり対策しておき、現地での生活では蚊に刺されないよう気を付けてください。
ニジェールへの入国には黄熱の予防接種が必須です。
生後9カ月以上のすべての人に接種が求められるので、渡航前に早めに受けておきイエローカードを忘れず携行しましょう。
また、任意で髄膜炎の予防接種の証明書を提示するよう求められることもあります。
ニジェールは髄膜炎の流行国ですので、予防接種を受けておくことを強くおすすめします。
長期間滞在する場合は、A型肝炎、B型肝炎、腸チフス、破傷風、狂犬病、ポリオなどの予防接種も受けておいた方がよいでしょう。
ニジェールで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 髄膜炎
髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)は世界中でみられますが、主にアフリカ中部に多い感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると1日~2週間の潜伏期間の後に頭痛、発熱と、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
...
ニジェールで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Polyclinique Magori |
---|---|
地域 | ニアメ |
住所 | Avenue de la Liberté, rond point sixième, BP10394, Niamey |
電話番号 | 20 74 12 91, 94 14 31 16 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 可 |
概要 | ニジェールにおいて最も医療設備および人材の整った私設病院です。入院が避けられない場合にお勧めする病院ですが,病状が深刻な場合は早急に先進国への転送を考慮してください。診療時間は,毎日6時~7時30分 / 12時30分~14時30分 / 18時~21時で,24時間救急診療も受け付けています。デポジットは,一般内科外来10,000 FCFA,専門外来15,000 FCFA,入院の場合100,000 FCFAです。 |
施設名 | Europe Assistance Niger SARL |
---|---|
地域 | ニアメ市 |
住所 | Route de Tillabéry,Quartier Plateau, Bld de l'Indépendence, sise Agence SONIBANK Plateau Face siege de l'UEMOA, BP11354, Niamey |
電話番号 | 20 74 18 07 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 可 |
概要 | 2015年に開設された欧米式のクリニックです。受診者は外国人がほとんどで,英語での対応もある程度可能です。クレジットカードは使用できません。診療時間は,月~木曜日8時~12時 / 15時~18時,金・土曜日8時~12時。診療費のデポジットは少なくとも300,000 FCFAです。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載