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麻しん(はしか)と予防接種


麻しん(はしか)ってどんな病気?



麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。
麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。
マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言われています。
感染すると10~12日の潜伏期間の後に発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出ます。肺炎や脳炎になるケースもあり、1000人に1人程度は死亡すると言われています。

麻しんは非常に感染力が高いため、海外渡航中に発症した場合は感染拡大を防ぐために本人および同行者の移動は厳しく制限されます。
そのため、いままでに2回の定期予防接種を受けて麻しんに対する免疫をつけていることが非常に重要になります。
いままでに2回の予防接種を受けていない方、または予防接種回数が不明な方は予防接種を受けることをおすすめします。(1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多いことがわかっており、ワクチン接種が推奨されています)



- 麻しんのポイント -

・麻しんは世界中に存在する(日本も含む)
・感染力が非常に強い
・感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染など
・マスクや手洗いでは予防できない
・発熱、咳、鼻汁、目の充血、発しんなどの症状が出る
・まれに死亡するケースもある
・2回の予防接種を受けることで免疫ができる
・これまでに予防接種を受けていない方は予防接種が推奨される
・1979年から1987年生まれの日本人は麻しん予防接種を受けていない方が多い


- 麻しんのリスクがある国 -

日本を含む世界中のすべての国々で麻しんのリスクが存在します。


- 麻しんの予防 -

マスクや手洗いでは予防できません。事前の予防接種による予防がもっとも有効です。


- 麻しん予防接種の必要性 -

感染力が非常に強く、海外滞在中に発症すると感染拡大を防ぐために移動などの行動が厳しく制限することになるため、2回の予防接種を受けていない方は予防接種による対策が推奨されます。


- 麻しん予防接種の費用 -

ワクチンの種類や医療機関によって予防接種費用は異なりますが、一般的な国産ワクチンの予防接種費用は1回あたり7000円~10000円(税抜き)程度のようです。 風しんワクチンと混合のMRワクチンや風しん、水ぼうそうと混合のMMRワクチンなどもあります。詳しくは受診する医療機関にお問い合わせください。


- 麻しん予防接種の回数 -

一般的な国産の麻しんワクチンは2回、接種が必要です。初回接種の4~8週間後に2回目の接種を行います。 2回目の接種後は抗体は20~30年間持続します。詳しくは医療機関でお医者さんにご相談ください。



- まとめ -

日本を含む世界中で感染リスクがあり、また感染力も非常に強いため、予防接種による対策が有効です。 2回の定期予防接種を受けていない方は接種して免疫をつけることをおすすめします。