モーリタニア

モーリタニアの安全情報
- 2021-09-22
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- 2021-08-11
- 2021-08-03
- 2021-07-27
モーリタニアの気候・風土
モーリタニアは正式名称をモーリタニア・イスラム共和国といい、アフリカ大陸の北西部に位置しています。
アルジェリア、マリ、セネガルと国境を接しており、西側は太平洋に面しています。
国土のほとんどが砂漠に覆われているため、非常に乾燥しており砂漠地帯には人がほとんどいません。
サハラ砂漠はその面積を広げており、モーリタニアを悩ませています。
気候区分ではモーリタニア全土が砂漠気候ですが、南部のセネガル川流域ではステップ気候があり、雨季には少量の雨が降る状態です。
アフリカ大陸全土で見られる感染症にはいつも注意が必要です。
マラリア、黄熱病にかからないためには長袖・長ズボンを着用し肌の露出を控え、虫よけクリームなどを使用して蚊に刺されないようにすることが重要です。
さらに赤痢、コレラ、サルモネラなどの感染性胃腸にも多くの人が感染します。これはモーリタニアでは非常に一般的な病気です。
食品を選ぶ際にはきれいなもの、加熱されたものを選ぶこと、ミネラルウォーターを飲むこと、不衛生なレストランは避けること、手洗いをこまめにしっかりすることなどによって予防できます。
売られている野菜・果物には寄生虫が付いていることも多いので、流水でよく洗うようにしてください。
加えて排気ガスや土埃の影響で結核になる人もいることを覚えておきましょう。
こうした感染症への心配を減らすために、日本で予防接種を受けることも推奨されています。
モーリタニアへの入国は、WHOから黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
入国の際にイエローカード(国際予防接種証明書)の提示を求められる場合があるので、渡航前に必ず予防接種を受けておき、イエローカードを携行することを忘れないでください。
それ以外にもA型肝炎、B型肝炎、髄膜炎、狂犬病、破傷風、腸チフス、ポリオなどの予防接種はなるべく受けておくことをおすすめします。
モーリタニアで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 髄膜炎
髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)は世界中でみられますが、主にアフリカ中部に多い感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると1日~2週間の潜伏期間の後に頭痛、発熱と、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
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モーリタニアで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Centre Hospitalier National de Nouakchott |
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地域 | ヌアクショット |
住所 | Tevragh-Zeina |
電話番号 | 4525 7261 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不可 |
概要 | モーリタニア国内で最大規模の国立病院で,入院病床が約380床あります。内科,外科,産婦人科,小児科,脳外科,整形外科などほぼすべての診療を行い,手術部,救急部,人工透析等があります。また,血液検査機器,レントゲン撮影装置,CT装置を備えており,市内の各病医院から重症患者を受け入れています。かつて病院内は不潔でしたが,リフォームを行いつつあり,かなりきれいになってきました。しかし,現地人患者で混雑しているためもあり,緊急時などのやむを得ない場合のみ受診をお勧めします。英語は通じません。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載