ウガンダに在住される邦人の皆様及び日本等に退避されている邦人の皆様へ

皆様におかれましては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が依然止む気配がない中、心休まらない日々をお過ごしのこととお見舞い申し上げます

７月に入り日本では新規感染者数の増加が続き、また、ウガンダでも先日新型コロナウイルスに起因する死亡者がついに出てきましたことは皆様ご承知のことと思います。ウガンダでは３月下旬にロックダウンが敷かれ一般市民の行動を厳しく規制する措置が導入されました。一方、ウガンダ政府は、長引く規制が国民の日常生活に与える影響を考慮し、感染リスクをコントロールしながら社会経済活動のレベルを慎重に引き上げてきております。しかしながら、国際商業定期便の再開に慎重な様子がうかがわれますのも感染対策の一環であり、病禍侵入の防波堤の役割を考えてのことと思います。

現下の情勢がいつまで続くのか先々を見通すことは困難ではあります。私たち大使館員にとって、常日頃から最も重要な任務はウガンダに在住されている在留邦人の皆様の健康と安全を守ることであります。こうした使命を改めて肝に銘じ職員一同は、今日のようにかって経験したことのない困難な時こそと職務に全力に取り組んでおります。そう申しながらも私自身は日本に一時帰国している間にウガンダの全国境が封鎖され、エンテベに向けた商業便も止まってしまったため帰任できない状況が続いておりました。
この度、ウガンダ政府の特別の計らいで海外在住のウガンダ人が帰国するための臨時便の利用が許され、先般カンパラに帰任いたしました。これはウガンダ政府が日本との関係を重視する表れと心から感謝し、コロナ禍にありながらも日本とのの友好関係が強固であることを強く感じております。
　
これまでも領事窓口は引き続き業務を行っており、また、ウガンダ政府が日々発表する情報を含め、在留邦人の皆様のお役に立ちそうな情報を当館館ホームページやメール等で発信しております。冒頭に申し上げましたとおり、皆様の安全・安心・健康こそが私ども大使館の第一の任務と心得ております。遅ればせながら私が先頭に立ちその任務遂行のため邁進してまいります。お役に立てること、ご相談等ございましたら、何なりとご一報くださいませ。また、皆様から大使館を通じて邦人の方々への発信やご希望の情報にも可能な限り対応できればと考えております。

令和２年７月３０日
在ウガンダ日本大使館　大使　亀田和明