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2018-03-23 00:00:00

アフリカ西部:テロに関する注意喚起


●西アフリカ諸国ではテロに対する警戒を強化してください。


●西アフリカ諸国ではテロに対する警戒を強化してください。

【本文】
1 3月2日,ブルキナファソの首都ワガドゥグ市内のフランス大使館及び軍統合参謀本部を武装集団が襲撃する事件が発生しました。同事件について,アル・カーイダ系組織「イスラムとムスリムの支援団(GSIM/JNIM)」が犯行声明を発出し,今回のテロ攻撃は「マリ北部で複数の指導者がフランス軍に殺害されたことへの報復」であるとしています。

2 また,3月6日,アルカーイダ(AQ)の指導者アイマン・ザワヒリは,アフリカのイスラム教徒に対して団結して背教者に立ち向かうよう扇動する声明を公開しています。
マグレブ諸国を含むアフリカ西部においては,アルカーイダ系組織イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ(AQIM)のほか,上記のマリを中心に活動する「イスラムとムスリムの支援団(GSIM/JNIM)」やアル・ムラービトゥーン等,複数のイスラム過激派組織が存在します。
上記声明に基づいた具体的なテロの計画に関する情報には接していませんが,今後,イスラム過激派組織の戦闘員やその同調者が同声明に呼応してテロの実行を試みる可能性もあります。

3 以上の状況を考慮し,西アフリカ諸国,特にフランス主導の対テロ軍事作戦に参加しているG5サヘル諸国(マリ,ブルキナファソ,ニジェール,チャド,モーリタニア)や,その周辺諸国では,テロに対する警戒を強化し,以下の対応に努めてください。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)現地当局の指示があればそれに従う。特にテロに遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
(3)やむを得ず,テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(※)欧米関連施設,レストラン,ホテル,公共交通機関,市場,観光施設等不特定多数が集まる場所,軍,警察,治安関係施設をはじめとする政府施設や,モスク等の宗教関係施設等

4 海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

5 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せてご参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)

(問い合わせ先)
 ○外務省領事サービスセンター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903

(外務省内関係課室連絡先)
○領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)(内線)3047
○領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)(内線)5140
 ○海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/sp/index.html (スマートフォン版)
  http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbtop.html (モバイル版)

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