●23日,ボツワナ警察が政府による予防措置に従うよう市民に呼びかけ,違反は処罰の対象となる旨を発表しました。
●24日,ツォフワネ副大統領が一部追加的な措置を発表しました。
●24日,セホコ運輸通信大臣が会見し,ボツワナ航空の域内運行の停止等を発表しました。現在,ハボロネ発着及び南アフリカ発着主要経由地向けの航空機の運航の多くが運休となっています。
●事態は刻々と変化しますので,最新情報の入手に努めてください。
1 ボツワナ政府の対応
(1)3月23日,ボツワナ警察は声明を発表し,政府の予防措置を支持し,違反を厳しく取り締まることを示唆しました。概要は以下のとおりです。皆様におかれては,政府の措置に留意し,当局の指示に従い政府の措置に協力してください。
・ボツワナ警察は,政府の予防措置の実行に躊躇なく取り組む用意ができており,当該措置の遵守と市民の安全確保に全力で取り組むため,休暇中の警察官の休暇を取り消した。
・市民に対し,酒類販売時間,社会的な距離確保,旅行,集会の禁止,その他の政府の予防措置を守るよう勧める。当該措置に従わないことは法律違反であり,厳しい処罰の対象となる。
(2)3月24日,ツォフワネ副大統領は概要以下の声明を発表し,COVID-19ハイレベル・タスクチームの勧告に従った(一部)追加的措置を発表しました。内容の一部にこれまでの発表との齟齬があり確認中ですが,引き続き政府の措置に留意してください。
・近隣国(レソト,エスワティニを含む)訪問等の人の移動を制限する。ボツワナ人・ボツワナ在住者がこれらの国から帰国する際は14日間隔離される。これらの措置は即時実施する。
・高リスク国(日本を含む)への旅行(注:詳細は確認中です)・高リスク国からの旅行は禁止する。これらの国からのボツワナ人・ボツワナ在住者以外の入国は禁止され,ボツワナ人・ボツワナ在住者は帰国後14日間隔離される(注:以上は既に発表されている措置です)。
・バー,酒場は閉鎖する。ボトルストアは引き続き営業できる(注:以上は既に発表されている措置です)。
・マシシ大統領は,ナミビア訪問から帰国後の3月21日以降,14日間自主的な隔離状態にある。マシシ大統領はラマポーザ南ア大統領との連帯を表明し,ラマポーザ大統領は,南ア・ボツワナ二国間の物資・サービスの移動が滞らないようにすることを保証した。
・政府は監視を続け,状況が変われば市民を守るための追加的措置を実施する。
(3)3月24日,保健省は,声明を発表し,南アフリカからの一部のルートを使った入国に関し,以下のとおり強制隔離を行うことを発表しています。
・Martins Drift,Ramatlabama,Pioneer Gate, Tlokwengのボーダー及び,セレツェ・カーマ国際空港を利用して南アフリカから渡航する全ての人は,指定された施設において,14日間の強制隔離に課せられる。
・強制隔離を拒否した者については,2013年保健法第25条に基づき,罰金が課せられる。
2 航空機の運行状況
(1)3月24日,セホコ運輸通信大臣が記者会見を開き,ボツワナ航空の域内運行(regional services)の停止,カタール航空のボツワナへの運行停止及びエチオピア航空の減便(週3便)を発表しました。
現在,ハボロネに乗り入れる航空会社の運行状況は以下のとおりです(下記情報は各社の都合により突然変更となる場合がありますので,各社のホームページ等で最新情報を入手するように努めてください。)。
・南アフリカ・エクスプレス社:運休中。
・ボツワナ航空:運休中。
・Airlink:ケープタウンーマウン間は運休しています。ヨハネスブルグーハボロネ間,ヨハネスブルグーカサネ間は運行されているものの,減便,フライトスケジュールの変更等が行われていますので,最新の情報をチェックするようにしてください。
・エチオピア航空:週3便に減便。
・カタール航空:運休中。
(2)南アフリカへの航空機の運航状況等は,以下のとおりです。
・南アフリカ航空:全ての国際線フライトが運休中。
・エミレーツ航空:運休中。
・シンガポール空港:現在,経由を含む全ての短期訪問者が禁止されています。
・カタール航空: 引き続き運行中。
・キャセイパシフィック航空:3月28日までの日本発着の全便が運休となっています。
(ご連絡先)
在ボツワナ日本国大使館
住所:4th floor Barclays House, Plot 8842, Khama Crescent, Gaborone, Botswana
開館時間:8:30-12:00 14:00-16:30
電話:(+267)-391-4456
情報源:外務省 海外安全情報オープンデータをもとに作成しています。
<< ボツワナの安全情報一覧