日本脳炎と予防接種


日本脳炎ってどんな病気?



日本脳炎は日本を含むアジアで広く発生している感染症で蚊によって伝播していきます。
感染した人のうち、実際に発症するのは100人から1000人に1人の割合と言われていますが、発症すると脳炎による意識障害をおこし、死亡することも少なくありません。発症した場合の致死率は30%ほどと言われています。
また、発症後の生存者の30~50%には麻痺や痙攣発作、言語障害などの後遺症が残ると言われています。

日本を含む多くのアジア諸国で見られる感染症で発症した際の死亡リスクが非常に高いため、長期にアジア諸国の流行地、特に農村部に滞在する場合には事前に予防接種により対策をすることをおすすめします。
特に近年まで日本脳炎の定期接種が行われていなかった北海道の方は、アジア渡航の際には注意が必要です。


- 日本脳炎のポイント -

・日本を含むアジアの多くの国や地域で発生
・ブタの体内で続食したウィルスを蚊が媒介して広がる
・高温多湿な気候で、ブタなどを飼育し、蚊の発生しやすい水田のある地域で多く発生
・感染したうち、実際に発症するのは100人から1000人に1人の割合
・発症すると致死率は約30%
・発症して生存しても30~50%は後遺症が残る可能性あり
・症状は高熱、頭痛、めまい、麻痺、痙攣発作など
・麻痺、痙攣発作、言語障害などの後遺症が残る可能性もある
・事前の予防接種が有効


- 日本脳炎のリスクがある国 -

日本を含むアジアの多くの国や地域で発生。 特にウィルスを伝播する蚊が多く発生する暖かい時期や雨季、熱帯・亜熱帯地域、水田地域やブタの飼育を行っている地域では注意が必要です。


- 日本脳炎の予防 -

蚊に刺されないように虫除けスプレー、蚊取り線香を使用し、肌の露出を避けるようにしましょう。


- 日本脳炎予防接種の必要性 -

発症した場合の死亡リスクが非常に高いため、事前の予防接種による対策をおすすめします。


- 日本脳炎予防接種の費用 -

ワクチンの種類や医療機関によって予防接種費用は異なりますが、一般的な国産ワクチンの予防接種費用は1回あたり7000円~10000円(税抜き)程度のようです。詳しくは受診する医療機関にお問い合わせください。


- 日本脳炎予防接種の回数 -

一般的な国産の日本脳炎ワクチンは3回、接種が必要です。初回接種の1~4週間後に2回目。その1年に3回目の接種を行います。 3回目の接種後は抗体は約3年間持続します。詳しくは医療機関でお医者さんにご相談ください。



- まとめ -

発症した場合の死亡リスクが非常に高いため、事前の予防接種による対策をおすすめします。