ジョージア

ジョージアの安全情報
ジョージアの気候・風土
ジョージアは温暖な気候で、平均気温は年間12.7℃と比較的過ごしやすいです。
夏の平均気温も24~25℃ですから、日本の夏と比較して特に暑いというわけではありませんが、首都のトビリシでは40℃を超えることもあります。ですので、夏場は特に食中毒に注意してください。
レストランでも衛生状態が悪いところがあるので、野菜でも生食は避けた方がよいでしょう。
なお、水道は整備されていますが、飲用できるほど安全とは言えません。
市販のミネラルウォーターを用意しておいた方が安心です。
ジョージアで気を付けるべき感染症には、春から秋にかけての感染性胃腸炎、秋から冬にかけての呼吸器感染症などがあります。
ジョージアへの入国において義務として受けるべき予防接種はないですが、長期滞在の場合はA型肝炎、腸チフス、狂犬病、風疹、麻疹、破傷風などのワクチン接種を考慮しましょう。
ジョージアには外国人が利用できる私立病院が次々と開院しています。
一般診療や待機入院には利用可能ですが、まだ発展途上ですので専門的な治療は日本に帰国するかヨーロッパの先進国に行く方が無難です。
また、私立病院ならクレジットカードも使えるものの、医療費が高額なため海外旅行傷害保険への加入は必須でしょう。
薬は一般的なものなら現地で入手可能ですが、新薬を中心に入手困難な薬もありますし、市販されているもののなかに期限切れの薬も混じっています。
持病のある人は日本から用意して行くことをおすすめします。
ジョージアで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...