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マダガスカル


マダガスカルの気候・風土

赤道よりもやや南に位置するマダガスカル。バオバブの並木道でおなじみの、インド洋に浮かぶ島国です。
マダガスカルの気候は、インド洋の海流、夏に発生するモンスーンなどの影響でエリアによって熱帯雨林気候、サバナ気候、またステップ気候や温暖湿潤気候などが混ざり合っています。
アフリカですが、高地のため年間の気温はそれほど高くなく、最も暑い時期でも29~30℃くらいにしかなりません。

上下水道が整備されていて水道水は塩素で消毒されているものの、配管設備に問題があることが多く飲用はできません。
ミネラルウォーターを飲みましょう。トイレの後に手を洗う習慣がないため、加熱してあるものを食べるのが安全です。
感染性胃腸炎や食中毒に注意しましょう。

東海岸は年間通して高温多湿なため、マラリアが発生します。
西海岸では、雨季の高温多湿な時期になるとマラリアが発生します。
首都アンタナナリボやその付近は中央高地に位置するため、マラリアの心配はありません。
マラリアはハマダラ蚊によって感染します。DEETの濃度の高い防虫スプレーやクリームを使用し、長袖・長ズボンを着用して肌の露出を避けるようにしましょう。
ハマダラ蚊はおもに夜間に活動するので、寝室に蚊帳や電池式の蚊取り器などを設置して蚊に刺されないよう予防してください。

注意すべき感染症は、A型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病腸チフスなどです。
これらの感染症はすべて有効なワクチンがありますので、渡航する際は事前にこれらの予防接種は受けておきましょう。
また、ペストが全国で発生しています。不衛生な場所へは極力近づかないようにし、高熱が出たらすぐに医療機関を受診してください。

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マダガスカルで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...

  • 破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...

  • A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...

  • B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...

  • 狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...

  • ポリオとは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...

  • 腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...

  • 麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...

  • 風しんとは?症状や予防接種について >>

マダガスカルで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Clinique des Soeurs Ankadifotsy
地域アンタナナリボ市
住所Rue Rajaonah Ankadifotsy
電話番号020 22 235 54
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日本語対応
英語対応 不可
概要1913年創立,カトリック系修道院経営の私立病院。日本人シスターが看護師として勤務しているので,邦人がよく利用しています。内科・小児科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などの診療を行う総合病院です。救急外来は毎日24時間オープンです。マダガスカル語・フランス語以外は通じませんが,日本人シスターの勤務時間内ならば通訳の労を執ってくれます。内科医Dr. Félix RAMIARANARIVOは片言の日本語が話せますし,日本人に対して親切に対応してくれます。一般的な血液検査,マラリア検査,寄生虫の検査,X線撮影,CT,エコー検査が可能です。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載