チェコ

チェコの安全情報
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- 2021-06-29
- 2021-06-25
チェコの気候・風土
チェコはドイツの東に位置する内陸国で、首都はプラハです。大陸性気候で、日本と同様に四季があります。
夏場は20度弱と涼しく、かつ湿度も低いため過ごしやすいです。冬場は氷点下前後の気温となるため寒く、雪もしばしば降り積もります。
チェコへ渡航する際に最も注意すべき感染症は、ダニ脳炎です。
ダニ脳炎は春から夏にかけて発生し、森林地帯に生息するマダニに刺されることによって感染します。ダニ脳炎に感染すると、1~2週間の潜伏期間を経て風邪に似た症状が出始め、その後1週間ほど経ったころから頭痛や麻痺、意識障害、感覚障害などの神経系の症状が出ます。ダニ脳炎は最悪の場合死に至る場合があり、その致死率は1~5%と決して低くありません。
また完治しても上腕や頸部などに後遺症が残ることも多く、非常に厄介な感染症です。森林地帯に入ることがあるときは、長袖の衣類を着用し、袖口はできるだけ閉じるようにしてください。帽子も着用し、肌を露出しないように心がけ、虫よけスプレーも有効ですので、上手に併用して予防しましょう。
ダニ脳炎には予防接種があり、一度接種を受ければ4~5年は効果があります。ダニを媒介としてかかる感染症にライム病というものもあり、こちらは皮膚の異常が出た後、中枢神経系や心血管系に異常が見られはじめ、間接や皮膚に慢性病変が発生します。
チェコへ渡航する際はマダニには十分注意するようにしてください。
その他、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病についても感染の可能性がありますので、予防接種を受けてから渡航するようにしましょう。
チェコで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
チェコで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Unicare Medical Center |
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地域 | プラハ市 |
住所 | Na Dlouthem lanu 11, Praha 6 |
電話番号 | 235-356-553,602-201-040(24時間) |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 可 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 私立診療所。診療科は内科,小児科だけです。皮膚科,眼科等は一般医による診療となります。重症の場合は専門医を紹介されます。依頼すれば日本語通訳を紹介して貰えます。往診も可能です。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載