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パプアニューギニア


パプアニューギニアの気候・風土

パプアニューギニア独立国はオーストラリアの北にあるニューギニア島の東半分、そしてその周辺の島々からなる国です。
複数の諸島を抱えており、所属している島の数は1万近くにも上ります。
国土のほとんどが熱帯雨林気候で、11月から4月が雨季、5月から10月が乾季となっています。
年間降水量は8,000㎜と非常に多く、地域によって降水量の差が激しいのが特徴です。
一方で気温は年間を通して平均30度くらいを維持しています。
ただし朝晩は冷え込むこともあるので服装には注意が必要です。
さらにニューギニア島中央部には山脈があり、山頂付近では降雪も見られます。

パプアニューギニア独立国において最も注意すべき感染症はマラリアでしょう。
悪性マラリアと呼ばれる熱帯熱マラリアが多く、命の危険もあります。
夕方から朝方にかけて行動する場合には長袖、長ズボンなどを着用して肌の露出を避ける、虫除けを使用するなど蚊に刺されないように対策を怠らないことが賢明です。
さらに蚊を媒体とする別の感染症がデング熱です。高熱と頭痛、関節痛、発疹などが現れます。
パプアニューギニア独立国ではデング熱であってもマラリアと診断されることが多いため、信頼できる医療機関を受診して正確な診断を下してもらうようにお勧めします。

さらに腸チフスやアメーバ赤痢、コレラなどの感染症にも注意が必要となります。
渡航前にA型肝炎B型肝炎腸チフス破傷風などの予防接種を受けておくと安心です。


パプアニューギニアで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...

  • 破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...

  • A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...

  • B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...

  • 狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • 日本脳炎

    日本脳炎は日本を含むアジアで広く発生している感染症で蚊によって伝播していきます。感染した人のうち、実際に発症するのは100人から1000人に1人の割合と言われていますが、発症すると脳炎による意識障害を...

  • 日本脳炎とは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...

  • 腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...

  • 麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...

  • 風しんとは?症状や予防接種について >>

パプアニューギニアで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Pacific International Hospital Specialist Clinics (PIH)
地域ポートモレスビー市
住所Sec105, Lot 2, Taurama 3 Mile, Po Box 6103, Boroko, Port Moresby NCD(ポートモレスビー・ジェネラル・ホスピタル(PGH)の向かい,ボロコ地区)
電話番号7998-8000
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日本語対応 不明
英語対応 不明
概要首都ポートモレスビー市にある24時間救急患者を受け入れる私立病院です。救命救急科をはじめ,一般外科,内科(家庭医),循環器科,整形外科,泌尿器科,産科婦人科,小児科,耳鼻咽喉科,眼科,歯科の受診科かあり,CT・MRIが稼動しており,各種カテーテルを用いた検査や内視鏡検査が可能です。インド系の医師を中心に運営されています。ICUを含め80床の入院病床があります。邦人の入院実績もあり,病状が重篤でなければ入院治療は可能です。クレジットカードでの支払いが可能ですが,治療に際してはデポジット(現地通貨4,000キナ~,12万円~)が必要です。入院になると,さらに高額なデポジットを支払う必要があります。VISA,MASTER CARD等のクレジットカードが利用可能です。現時点で,邦人が入院治療可能と思われる唯一の施設です。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載