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アフガニスタン


アフガニスタンの気候・風土

アフガニスタンの首都カブールは東京と同じぐらいの緯度に位置しますが、気候はかなり異なっています。
内陸の国で標高1800メートルほどの高地なので、湿度の低い大陸性気候で寒暖の差が激しいのが特徴です。
4~11月が乾季で12~3月が雨季、乾季と雨季のわずかな期間に春と秋があります。
乾季は30℃以上になることもありますが、湿度は20~30%程度と乾燥しており、暑さはあまり苦になりませんが、知らないうちに脱水症状にならないように水分補給に気を付けなければなりません。
雨季は激しく冷え込むこともあり、最低気温が-20℃に達することもあるので、寒さ対策が必須です。

首都のカブールは世界的にも環境汚染のひどい都市として知られるほどで、大気汚染のために屋外に長時間出る時はゴーグルやマスクが必須です。室内でも空気清浄機は欠かせないでしょう。
水道があるところもありますが、大腸菌が検出されることもあるため、飲用にはミネラルウォーターを用意しておくべきです。

アフガニスタンで気を付けたい感染症には、食中毒、腸チフスA型肝炎などがあります。
細菌性の食中毒は外国人がいちばんよくかかる病気で、腸チフスも年間を通じてよく見られます。
A型肝炎も汚染された食材や水を介して伝搬されます。
生水はもちろん、レストランでもしっかり加熱調理されたものだけを口にするよう注意してください。

その他にも注意すべき感染症にはB型肝炎破傷風狂犬病ポリオなどがあります。
A型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病ポリオ腸チフスは事前にワクチンで対策をすることをおすすめします。
ポリオ発生国であるアフガニスタンでは6ヶ月以上の長期滞在後の出国時にはポリオの接種証明書を求められるので、入国前に入手しておきましょう。


アフガニスタンで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...

  • 破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...

  • A型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...

  • B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...

  • 狂犬病とは?症状や予防接種について >>

  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...

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  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...

  • 腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...

  • 麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...

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アフガニスタンで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名DK German Medical Diagnostic Center
地域カブール
住所Street 66, House 138, District 4, Zone 1, , Shar-e-Nau, Kabul
電話番号070 6060 141
URL Webサイトへ移動
日本語対応 不明
英語対応 不明
概要(治安上,事前に電話あるいはメールでの受診予約が必要です。医療レベルは良好ですが,自爆テロ犯が容易に侵入可能な建物なので注意ください。) ドイツ系のクリニックで内科,外科,産婦人科,歯科,画像診断科があります。診療時間は金曜日を除き,9時から17時。入院病床はありません。院内は清潔に保たれています。医師はドイツ人医師(家庭医)とアフガニスタン人医師が駐在し,X線装置,超音波診断装置がありますが,CT,MRI はありません。臨床検査器具はいずれもドイツ製で概ね良好に維持されており,検査結果は信頼できるものです。薬剤は院内在庫がありますが,種類は多くありません。また予防接種も行っており,ポリオの予防接種後に国際規格の証明書(イエローカード)も発行してくれます。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載