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パレスチナ


パレスチナの気候・風土

地中海東岸に位置するパレスチナは、温暖な地中海性気候に分類されています。
ですが、西端は地中海、東端はアラビア砂漠に面しているため、地域によって気候が全く異なります。
ヨルダン渓谷の北では50℃を超える高温になり、ヘルモン山の頂上は雪で覆われています。
夏季は気温が上がるため、脱水症状をおこさないように、水分や塩分の補給が必須です。紫外線対策も忘れずに行いましょう。

パレスチナの政治情勢は非常に不安定です。政府は財政難に陥り、一時、市民は必要な医療サービスが受けられなくなるという深刻な事態になりました。
その結果、ポリオのワクチン接種を受けられなくなり、一度は撲滅されたポリオが、ガザ地区で発見されました。
ひとたびポリオが流行すれば、大勢が命を落とすことになるため、ユニセフの要請によって、日本が資金援助を行い、約11万人の子供たちにワクチン接種を受けさせたのです。
現在、ポリオは報告されていませんが、渡航する際には、ワクチンを接種するのが賢明でしょう。

その他にもA型肝炎B型肝炎破傷風狂犬病腸チフスなどについて注意が必要です。 渡航前にワクチン接種をおすすめします。

サルモネラ菌やカンピロバクターによる食中毒が多発しています。火を十分に通していないもの、露店で販売している食べ物は避ける方がよいでしょう。
水道水は一応、飲用可能ですが、石灰成分が多いので、ミネラルウォーターを飲むか、浄水器を通した水を飲むようにしましょう。
夏季には蚊が媒介する西ナイル熱やマラリアなどの危険があります。長そで長ズボンを着用し、虫よけを使用してください。

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パレスチナで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...

  • 破傷風とは?症状や予防接種について >>

  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...

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  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...

  • B型肝炎とは?症状や予防接種について >>

  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...

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  • ポリオ

    ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...

  • ポリオとは?症状や予防接種について >>

  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...

  • 腸チフスとは?症状や予防接種について >>

  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...

  • 麻しん(はしか)とは?症状や予防接種について >>

  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...

  • 風しんとは?症状や予防接種について >>

パレスチナで日本語・英語対応可能な医療機関

現在確認できていません。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載