シリア

シリアの安全情報
- 2020-07-22
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- 2019-11-28
- 2019-07-23
シリアの気候・風土
西アジアにあるシリア・アラブ共和国は、砂漠が国土に占める割合が高く、年間を通して乾燥していることが多いものの、地域によって気候には違いがあります。
地中海の沿岸部では、夏場に気温が上がり、乾燥しやすくなり、冬場になると気温が下がると同時に雨が多くなる、地中海性気候となっています。
地中海沿岸部から内陸部へうつるほどに、乾燥度合いが高くなり、砂漠気候へと移行していきます。
首都のダマスカスでは、夏場は非常に暑く、晴れることが多いものの、冬場は寒く、また、雨が多いのが特徴で、場合によっては降雪による大雪となるケースもあります。
年間の気温は、1~36℃の範囲で推移しますが、夏場に35℃を超えることが多いものの、39℃以上になることは珍しいです。
シリアにおける感染症の危険情報は出ていません。
ですが、渡航にあたっては、インフルエンザやポリオなど含むルーティーンワクチンの接種を受けておく必要がありますし、A型やB型の肝炎ウイルスへの備えもしておくべきでしょう。
インフルエンザは年によって流行の度合いに違いがありますが、渡航を考える場合、予防接種は受けておくべきです。
また、食べ物や水によって感染する可能性がある腸チフスは、予防接種を受けておきたいところです。特に、小都市や地方など、衛生環境の整っていない地域に向かう場合必須ということができます。
また、野外での活動が長くなる、もしくは、野生の動物と接する可能性がある場合、狂犬病への備えは必要となります。
シリアで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...