フランス領ギアナ

フランス領ギアナの安全情報
フランス領ギアナの気候・風土
フランス領ギアナは南アメリカ大陸北東部に位置するフランスの海外県です。
北海道とほぼ同じ大きさで、ゴールドラッシュが起こったという歴史から人口は面積の割に多くなっています。
人口のほとんどが沿岸部に住んでおり、内陸部は熱帯雨林があります。
気候は熱帯モンスーン気候で、北部になると降水量が増え、年間降水量は4,000㎜にも達します。
平均気温は約27度とそれほど暑いというわけではありませんが、ブラジルとの国境付近では高地になり一日の家の寒暖の差が激しくなります。
フランス領ギアナでの感染症はいくつかありますが、2018年には黄熱病の発生が確認されました。
1歳以上のすべての渡航者は黄熱予防接種証明書が要求されていますので、渡航前には必ず最寄りの検疫所もしくは検疫衛生協会で黄熱病の予防接種を受け、証明書を取得するようにしましょう。
黄熱病と同じく蚊を媒体とする感染症にデング熱やチクングニア熱、ジカウイルス感染症があります。
デング熱やチクングニア熱は高熱は激しい頭痛などの症状が出ますから、医療機関を受診して適切な治療を受けるべきです。
ジカウイルス感染症はそれほど重度の症状は現れませんが、やはり注意が必要です。
食中毒の危険もあるため、衛生面には気を遣いましょう。
頻繁に手洗いを心がけ、不衛生に思えるレストランや屋台は利用しないのが賢明です。
フランス領ギアナに渡航する前には黄熱病はもちろんのこと、腸チフスや狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風などできる限りの予防接種を受けておくことをお勧めします。
フランス領ギアナで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
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