パラグアイ
パラグアイの安全情報
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- 2021-07-27
パラグアイの気候・風土
パラグアイは南米大陸の中央に位置している国で、パラグアイ川をはさみ、東部地域と西部地域に分けられます。西部には大草原が広がり、東部は森林丘陵地帯になっています。
亜熱帯性の気候で、平均気温は17~24℃程度、11~3月は夏で、最高気温は30℃ほどです。
また、年間の降雨量は西部のチャコ地方は最も少なく、東部のブラジル国境地帯に近づくにつれて多くなります。
首都のアスンシオンでは、夏には気温が40℃近くになり、冬は比較的過ごしやすいです。
春と秋は早朝と日中の気温差が激しく、その差は20℃を超えることもあります。
パラグアイで感染しやすい病気は黄熱です。黄熱は主にネッタイシマカに刺されることによって感染するため、入国前には予防接種が勧められています。
ただ、黄熱ワクチンを接種した後は28日間は別の種類の予防接種ができないので、予防接種の順番に注意してください。
また、高齢者の場合には副作用が出ることがあるので、十分前もって摂取するようにしましょう。パラグアイでは黄熱に感染する危険のある国から入国する際に、黄熱の国際予防接種証明書が必要です。
その他、注意が必要な感染症としては破傷風、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病などがあります。これらについては感染の可能性がありますので、予防接種を受けてから渡航するようにしましょう。
また、パラグアイのアルト・パラナ県とカアグアスー県ではマラリアが、特に三日熱マラリアに感染しやすくなっています。
三日熱マラリアは、熱帯熱マラリアのように重症化することはなく、命にかかわる状態になることもありません。
パラグアイではデング熱の流行もみられます。マラリアもデング熱も蚊を通して感染する病気なので、蚊に刺されないように十分な対策をする必要があります。肌が露出しない服装をして、虫よけスプレーをこまめに使用するようにしましょう。
パラグアイで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
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パラグアイで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Sanatorio la Trinidad(ラ・トリニダ病院) |
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地域 | エンカルナシオン |
住所 | Av. Caballero 248 entre Artigas y Juan L. Mallorquín, Encarnación |
電話番号 | (071)-203-222 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 可 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 2017年に開院した最新鋭機器を備える大規模私立総合病院。ベット数50床(全室個室)。内科,外科,小児科,産婦人科,整形外科,歯科などほぼ全診療科。検査室,CT,MRI,集中治療室,手術室,新生児室などの医療設備が整っています。緊急は24時間対応で,診療はスペイン語が主ですが,日系人医師(三井アポロニオ治雄医師:消化器内科医)が常勤しており日本語での受診が可能です。 |
施設名 | Sanatorio Pirapó (ピラポ診療所) |
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地域 | ピラポ |
住所 | Avda. Japón e/ Villarrica y Concepción, Pirapó, Itapúa |
電話番号 | (0768)-245-536 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 可 |
英語対応 | 不明 |
概要 | エンカルナシオンから80キロメートル離れた日本人移住地ピラポにあり,日本人会で経営する小規模な私立診療所です。ベッド数10床(病室7)。内科,外科,小児科,産婦人科,眼科,歯科など。緊急は24時間対応で,日本人医師と日系医師も常勤しており診療は日本語でも可能です。 |
施設名 | Centro Médico La Costa(ラ・コスタ病院) |
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地域 | アスンシオン |
住所 | Artigas 1500 y Concepción Leyes de Chávez, Asunción |
電話番号 | 021-217-1000 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 最新鋭の機器を取りそろえた大規模私立総合病院。ベッド数は168床。検査室,集中治療室,手術室,新生児室,CT,MRI,核医学診断及び治療などの機器を備えています。一般外来の受診を希望する場合は,コールセンターにて予約番号を取得する必要があります。緊急は,地下1階の救急外来専門受付で24時間対応,診療はスペイン語が主です。 |
施設名 | Sanatorio Adventista de Asunción(アドベンティスタ病院) |
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地域 | アスンシオン |
住所 | Avenida Pettirossi 380 c/ Pai Perez, Asunción |
電話番号 | (021)-2019-6000 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 可 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 比較的レベルの高い私立総合病院。ベッド数45床(全室個室)。検査室,CT,集中治療室,手術室,新生児室などの一般的な医療設備は整っています。緊急は24時間対応,診療はスペイン語が主ですが,日系人医師が勤務しており,日本語での受診が可能です。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載