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チリ


チリの気候・風土

チリの国土は南北に広がり、その距離は4600kmに及びます。チリの中央部は地中海性気候で、北部は乾燥した半砂漠気候です。南部は海洋性気候で、南東部や東部は高山ツンドラ帯となっています。北部では雨はほとんど降りません。
アントファガスタでの夏の最高気温は24℃程度、最低気温は17℃程度です。

中央部は温暖な気候で四季があります。降水量は南ほど多く、5~8月が最も降水量が多くなります。
南部は湿度が高く、風が強いのが特徴です。南部のバルディビア地方では夏の最高気温は23℃程度で、最低は11℃程度です。


チリではウイルスに汚染された水や魚介類、生野菜を通してA型肝炎に感染することがあります。
症状は発熱や黄疸、全身の倦怠感などです。それで予防のためにワクチン接種が勧められています。
また、サンティアゴ市では地形に加えて排気ガスの影響でスモッグが生じやすくなっています。気道からの病気感染を防ぐために、うがいはこまめにしましょう。


また、チリでは2010年から百日咳が流行し始め、2012年には5,700人以上が死亡しています。
感染者の多くは生後6カ月以下で、ワクチンを接種していなかった子供たちです。
百日咳菌はワクチンで予防可能な疾患ですが、百日咳流行株に起きる遺伝子変化のため、ワクチンの接種をしていても感染する可能性があります。
また、黄熱に関してはチリは感染の危険がある地域には指定されておらず、予防接種の推奨地域にも含まれていません。

その他、注意が必要な感染症としてはB型肝炎狂犬病などがあります。
これらについては感染の可能性がありますので、予防接種を受けてから渡航するようにしましょう。


チリで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症

チリで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Clinica Alemana:私立総合病院
地域サンティアゴ市
住所Av. Vitacura 5951, Vitacura, Santiago
電話番号2-2210-1111
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日本語対応 不明
英語対応 不明
概要病床数は320床,集中治療室12床,心臓集中治療室12床,小児用集中治療室(生後1ヶ月以上)8床をもつ大規模な総合病院です。近代的な建物の中に,MRI,CT,内視鏡,超音波検査装置などをはじめ,各種先進医療機器がそろっています。年間出産件数は2,800件で新生児集中治療室も完備しています。心血管造影施設,心臓外科も完備し,急性心筋梗塞や狭心症などの心臓救急にも対応しています。8台の救急車を持ち,24時間救急対応を行っています。黄熱病も含め各種ワクチン接種も可能です。海外旅行傷害保険を含め,保険に加入していないものに対しては,入院前にクレジットカードや小切手の提示が求められます。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載