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東チモール

東チモールの安全情報


東チモールの気候・風土

東チモールは、チモール島の東側半分と、西チモールの飛び地であるオエクシ県からなる小国です。
国土面積は岩手県と同じぐらいで、人口は約113万人となっています。
南緯8~10度と熱帯モンスーンの地帯に属するため、乾季と雨季があります。
年間を通して平均気温が30℃台と暑く、乾季は川の水も流れなくなります。
逆に雨季には洪水が頻発し、ディリ市内でも排水が悪いため、よく道路が冠水しています。

水道は首都のディリでも整備が進んでいません。水洗トイレを見つけることは可能ですが、医療機関でも清潔なトイレは少ないです。
生活排水が海に垂れ流しなので、市街地の近くは海水浴もできません。
いずれにせよ飲用に適した水はないため、ボトル入りのミネラルウォーターを用意しておくべきでしょう。


東チモールで気を付けたい病気には、感染性腸炎と蚊の媒介による感染症があります。
腹痛や下痢など消化器に症状が表れる腸チフスなどもよく見られる病気です。
野菜も含めて生ものは食べない、果物は自分で剥いて食べる、肉や魚はしっかり加熱調理されたものだけを食べるなど、十分な注意が必要です。
東チモールの医療機関は設備が不十分なところが多く、衛生状態も良くないですし、医薬品の不足も見られます。

長期滞在の場合はA型肝炎B型肝炎腸チフス狂犬病破傷風などのワクチン接種を考慮しましょう。
ワクチンの入手も困難なことが多いため、予防接種はできるだけ渡航前に受けておきましょう。
治療が必要な時は、オーストラリア、シンガポール、インドネシアなど国外にまで行かなければならないことも多いです。
十分な額の海外旅行傷害保険に入っておくべきでしょう。

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東チモールで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症
  • 破傷風

    破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...

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  • A型肝炎

    A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...

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  • B型肝炎

    B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...

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  • 狂犬病

    狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...

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  • 日本脳炎

    日本脳炎は日本を含むアジアで広く発生している感染症で蚊によって伝播していきます。感染した人のうち、実際に発症するのは100人から1000人に1人の割合と言われていますが、発症すると脳炎による意識障害を...

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  • 腸チフス

    腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...

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  • 麻しん(はしか)

    麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...

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  • 風しん

    風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...

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東チモールで日本語・英語対応可能な医療機関

現在確認できていません。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載