ガボン

ガボンの安全情報
- 2021-09-21
- 2021-09-13
- 2021-09-07
- 2021-09-06
- 2021-08-30
- 2021-08-23
- 2021-08-18
- 2021-08-10
- 2021-08-02
- 2021-07-26
ガボンの気候・風土
ガボンは1960年にフランスから独立した共和国で、アフリカ大陸中央部に位置しています。西側が大西洋のギニア湾に面している他は他国に接しています。
国土の多くが森林で、人口密度が比較的低いため多様な自然環境が残っています。気候は熱帯モンスーンに属し、一年間を通して気温は高くなっています。
乾季と雨季に分かれており、9月から5月までの雨季には毎月約300㎜の雨量があるのに対し、6月から8月の乾季には3ヶ月合わせて35mmと雨量が激減します。
豊かな森林を生かして林業なども営まれており、産油国であることも相まってアフリカ諸国の中では豊かな国と言えるでしょう。
熱帯地方に存在する感染症のほぼすべてがガボンにも存在しています。マラリアやデング熱、チクングニア熱など、蚊を媒体とする感染症には細心の注意が必要です。
特にデング熱は重症化すると出血性のデング出血熱に移行することがあるので、高熱が出たらすぐに医療機関の受診をお勧めします。
さらにハエの幼虫が皮下組織で成長していくハエウジ症、ツェツェバエを媒体とするアフリカ・トリパノソーマ症、コウモリや霊長類から感染するエボラ出血熱、犬や猫を介して移る狂犬病など、ガボンで注意すべき病気には枚挙にいとまがありません。
ガボンは黄熱の流行国のため、WHOから黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
入国の際にイエローカード(国際予防接種証明書)の提示を求められる場合があるので、渡航前に必ず予防接種を受けておきましょう。
さらに渡航の際にはA型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、ポリオ、腸チフス、髄膜炎などの予防接種を事前にお受けになることをおすすめいたします。
ガボンで注意すべき感染症
長期滞在で注意が必要な感染症
- 破傷風
破傷風の菌は日本を含む世界中の土壌の至るところに存在し、怪我をすると傷口から侵入し感染します。感染すると潜伏期間の後に口が開きにくい、首筋が張る、体が痛いなどの症状が出たのち、体のしびれや痛みが体中に...
- A型肝炎
A型肝炎は食べ物や飲み物から経口感染する感染症。日本よりも衛生状況の悪い国で多く見られます。感染すると発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状の後、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること...
- B型肝炎
B型肝炎は性行為や適切に消毒されていない医療機器の使用などで血液や体液を介して感染する感染症。発展途上国を中心に世界中で広く流行しておりアジア、アフリカ、南米などが高度流行地域です。 感染した場...
- 狂犬病
狂犬病は世界中の多くの国や地域で発生する感染症で、症状が発症した後はほぼ確実に死に至ります。狂犬病ウイルスに感染した犬や猫、キツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に噛まれた際、傷口からウィルスが侵入し...
- ポリオ
ポリオはポリオウィルスによって急性の麻痺が起きる病気です。ポリオウィルスは人の口から入り、腸で増殖して感染します。感染しても90~95%は症状が出ませんが、発症した場合は一生残る麻痺、時には呼吸困難に...
- 腸チフス
腸チフスは多くの発展途上国、特に南アジアで多く見られる感染症です。チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物を国にすることで感染が広がります。感染すると1~3週間程度の潜伏期間の後、高熱、...
- 髄膜炎
髄膜炎(侵襲性髄膜炎菌感染症)は世界中でみられますが、主にアフリカ中部に多い感染症です。咳やくしゃみなどによる飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると1日~2週間の潜伏期間の後に頭痛、発熱と、...
- 麻しん(はしか)
麻しん(はしか)は日本を含む世界中に存在する感染症です。麻しんウィルスは非常に感染力が強く、空気感染や咳、くしゃみなどによる飛沫感染、接触感染をします。マスクや手洗いだけでは予防することはできないと言...
- 風しん
風しんは日本を含む世界中に存在する感染症です。風しんウィルスは非常に感染力が強く、咳、くしゃみなど飛沫感染で人から人へ感染が広がります。感染すると2~3週間の後に発熱、発しん、リンパ節の腫れなどの症状...
- 黄熱
...
ガボンで日本語・英語対応可能な医療機関
施設名 | Hôpital Albert Schweitzer(オピタル・アルベール・シュバイツァー) |
---|---|
地域 | ランバレネ |
住所 | Hôpital Albert Schweitzer, Lambaréné |
電話番号 | 07-24-00-14 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 可 |
概要 | シュバイツァー博士が診療所を営んだオグゥエ河畔に建つ総合病院です。内科,外科,整形外科,産婦人科,小児科,眼科,歯科があります。研究施設も併設されており,アフリカ各国や欧米出身の医師や研究者も所属しています。英語で対応できる職員も少数ながら勤務しています。 診察時間:診療科により診療日は異なり,受診前に担当医師の確認が必要です。救急は年中無休24時間対応です。 |
施設名 | Hôpital de Ntchengué(オピタル・ド・ンチャンゲ) |
---|---|
地域 | ポールジョンティ |
住所 | 市南部郊外,Lycée Thuriaf Bantsantsaのやや南 |
電話番号 | 01-55-23-33, 01-55-23-81 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 内科,外科,産婦人科,小児科,眼科,耳鼻科,歯科がある州立総合病院(入院126床)です。 診察時間:救急は年中無休24時間対応です。 |
施設名 | La Polyclinique EL RAPHA(ポリクリニーク・エルラファ) |
---|---|
地域 | リーブルビル |
住所 | 日本大使館裏手Gros-Bouquet地区の丘の中腹,Quaben通り沿い |
電話番号 | 07-98-66-60 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | CTとMRIを備えた高度な医療設備を誇る私立病院(入院50床)です。 内科,産婦人科,小児科,外科,整形外科,耳鼻咽喉科,眼科,泌尿器科,歯科があります。 |
施設名 | Hôpital Amissa Bongo(オピタル・アミッサ・ボンゴ) |
---|---|
地域 | フランスビル |
住所 | Menaye Epila地区 |
電話番号 | 01-67-13-53, 01-67-72-82 |
URL | Webサイトへ移動 |
日本語対応 | 不明 |
英語対応 | 不明 |
概要 | 内科,外科,産婦人科,小児科,皮膚科,歯科がある州立総合病院(入院162床)です。 診察時間:救急は年中無休24時間対応です。 |
情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載