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マリ


マリの気候・風土

マリは西アフリカにあり、周辺を海ではなく他国に囲まれている内陸国です。
国土の北側三分の一がサハラ砂漠となっている一方で、南部はサバンナ気候となっています。また中部はサヘル帯です。
北部は砂漠であるためほとんど人口はなく、マリの中心部を流れるニジェール川から南側はサバンナ気候で降水量が多くなります。
ニジェール川は雨季には大型船舶も航行が可能ですが、渇水期になるとまったく利用できなくなります。

マリではアフリカ全土で見られる感染症に加え、寄生虫による風土病にも注意が必要です。
一般的な感染症としては蚊を媒体とする黄熱病、マラリアなど、さらに狂犬病A型肝炎が挙げられます。
さらに気温が非常に高くなるため、熱中症や脱水症状にも十分注意しましょう。

マリへの入国は、WHOから黄熱の予防接種を受けることが推奨されています。
1歳以上なら誰でもイエローカード(国際予防接種証明書)の提示を求められる場合があるので、渡航前に必ず予防接種を受けておき、イエローカードを携行することを忘れないでください。
それ以外にA型肝炎B型肝炎髄膜炎狂犬病破傷風腸チフスポリオなどの予防接種はなるべく受けておくと安心です。

マリでさらに注意が必要なのは寄生虫による感染症です。
ブヨに刺された後に発症する回旋糸状虫症、ツェツェバエに刺されることで感染するアフリカ睡眠病、ハエの幼虫が体内に侵入することによって発症するハエウジ病などがあります。
不用意に川や湖に入らないように注意するとともに、虫に刺されないよう虫よけスプレーや蚊帳を使用するようにしてください。


マリで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症

マリで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名GOLDEN LIFE AMERICAN HOSPITAL(ゴールデン・ライフ・アメリカン・ホスピタル)
地域バマコ市
住所Badalabougou, Rue 50 Porte 734
電話番号20 22 11 11, 20 22 99 99
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日本語対応 不明
英語対応
概要外来:8時-17時(月曜日~金曜日),9時-15時(土曜日) 24時間対応。時間外は2名の医師が対応。総合医9名。専門医11名。内科,外科(腹腔鏡手術もしています),熱帯医学科,産婦人科,循環器科(血管造影,ステント留置,ペースメーカー植え込みもしています),小児科,整形外科,外傷科,神経科,腎臓科,泌尿器科,眼科(レーザー治療も含めほとんどのことが可能です),歯科(インプラントも行っています)。一般病棟44床(全個室)。集中治療室14床。小児集中治療室9床。救急室5床。内視鏡検査室2床。血管造影室6床。採血,レントゲン,CT(32列),マンモグラフィー,エコー,上部消化管内視鏡,下部消化管内視鏡が可能。眼鏡作成可能。院内処方。2017年12月開院の新しい病院。アメリカ資本の病院でトルコ人医師が多い。自院救急車あり。フランス語,英語,アラビア語,ロシア語,トルコ語対応可。
施設名Polyclinique Pasteur(ポリクリニック・パストゥール)
地域バマコ市
住所Hamdallaye ACI 2000
電話番号20 29 10 10
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日本語対応 不明
英語対応
概要24時間対応。夜間は,救急科,小児科の医師を含む4人の医師が対応。内科,外傷科,産婦人科,循環器科,小児科,整形外科,救急科。一般病棟58床。病室はすべて個室か二人部屋。集中治療室4床。採血,レントゲン,CT(16列),マンモグラフィー,エコー,上部消化管内視鏡,下部消化管内視鏡が可能。フランス語,英語,アラビア語対応可。アメリカ大使館が利用しています。マラリアや感染性胃腸炎での邦人の入院治療実績もあります。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載