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ニジェール


ニジェールの気候・風土

ニジェールはサハラ砂漠の南、サヘル地帯に位置する西アフリカの国です。
海から約650kmも離れた内陸の国で、国土の約3分の2が砂漠になっています。

ニジェールは、3~6月には日中の気温が40℃を超える乾燥の激しい国ですが、7~8月の雨季には雨量は多くないものの湿度がとても高くなります。
そのため、旅行者には食べ物や水を介して発症する感染症が多く見られます。
大腸菌、腸チフス、サルモネラ、コレラなどに注意しましょう。
生水はもちろん、野菜や果物も生のものはなるべく避け、しっかり加熱調理されたものだけを食べるようにしてください。

同じ西アフリカの周辺国と同じように、ニジェールも衛生状態が劣悪な国です。医療事情も良くありません。
2015年には髄膜炎菌性髄膜炎が首都のニアメで大流行したことがあります。
死亡率の高い熱帯熱マラリアも国中どこでもかかるリスクがあります。
予防薬や予防接種などでしっかり対策しておき、現地での生活では蚊に刺されないよう気を付けてください。

ニジェールへの入国には黄熱の予防接種が必須です。
生後9カ月以上のすべての人に接種が求められるので、渡航前に早めに受けておきイエローカードを忘れず携行しましょう。
また、任意で髄膜炎の予防接種の証明書を提示するよう求められることもあります。
ニジェールは髄膜炎の流行国ですので、予防接種を受けておくことを強くおすすめします。

長期間滞在する場合は、A型肝炎B型肝炎腸チフス破傷風狂犬病ポリオなどの予防接種も受けておいた方がよいでしょう。


ニジェールで注意すべき感染症

長期滞在で注意が必要な感染症

ニジェールで日本語・英語対応可能な医療機関

施設名Polyclinique Magori
地域ニアメ
住所Avenue de la Liberté, rond point sixième, BP10394, Niamey
電話番号20 74 12 91, 94 14 31 16
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日本語対応 不明
英語対応
概要ニジェールにおいて最も医療設備および人材の整った私設病院です。入院が避けられない場合にお勧めする病院ですが,病状が深刻な場合は早急に先進国への転送を考慮してください。診療時間は,毎日6時~7時30分 / 12時30分~14時30分 / 18時~21時で,24時間救急診療も受け付けています。デポジットは,一般内科外来10,000 FCFA,専門外来15,000 FCFA,入院の場合100,000 FCFAです。
施設名Europe Assistance Niger SARL
地域ニアメ市
住所Route de Tillabéry,Quartier Plateau, Bld de l'Indépendence, sise Agence SONIBANK Plateau Face siege de l'UEMOA, BP11354, Niamey
電話番号20 74 18 07
URL Webサイトへ移動
日本語対応 不明
英語対応
概要2015年に開設された欧米式のクリニックです。受診者は外国人がほとんどで,英語での対応もある程度可能です。クレジットカードは使用できません。診療時間は,月~木曜日8時~12時 / 15時~18時,金・土曜日8時~12時。診療費のデポジットは少なくとも300,000 FCFAです。

情報源:外務省 世界の医療事情より一部抜粋して掲載